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2015年~2017年バックナンバー

「フェーズが変わった」日本政府・米軍事行動への対応も視野に

 北朝鮮は、平成29年11月29日未明に弾道ミサイルを発射しました。
 
 安倍晋三首相とトランプ米大統領は発射の約3時間後に電話会談するなど、対応には危機感があふれました。
 
 平成29年9月には国連安全保障理事会が中国やロシアも加わり厳しい制裁決議を決めたにもかかわらず、北の暴走は止まりません。
 
 与党関係者は「フェーズが変わった」と語り、水面下では米国の軍事行動が起きた際の対応も進めています。
 
 ただ、圧力強化の中で北朝鮮が高性能のミサイル発射を強行したことにより、米国による軍事行動の可能性は濃厚になりつつあります。
 
 政府は在韓邦人の救出や、年末年始に韓国に渡航する邦人に対する渡航情報についても対応を検討するとみられます。
 
 複数の政府・与党関係者は今回の発射について「状況は政府が10月の衆院選前に想定したシミュレーション通りだ。年末年始に向けて北朝鮮状況はますます厳しくなる」と述べています。
 
 現時点で、解散総選挙できる状況にはありません。
 これからも、その状態が続くでしょう。
 
 解散総選挙に「大義名分」があったことが、現在になってわかりました。
 
 野党分裂で、現状維持になりましたが、衆院で与党が3分の2を満たさなくなるの覚悟で解散に踏切っています。
 
 クリスマスに在韓アメリカ人が帰省するのに合せて軍事行動することの警戒はすべきでしょう。
 
 アメリカが、日本に事前通知するかどうかは否定的に考えられます。
 秘密漏洩が怖いですね。
 
 韓国への渡航についての海外安全情報を発するべきでしょう。
 
「レベル1:十分注意してください。」
当該国(地域)への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くよう、おすすめするものです。
 
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
当該国(地域)への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行って頂き、渡航される場合には、十分な安全措置を講じて頂くことをおすすめするものです。
 
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
当該国(地域)への渡航は、どのような目的であれ延期されるようおすすめるものです。また、現地に滞在している邦人の方々に対しては退避の可能性の検討や準備を促すものです。
 
「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
現地に滞在している全ての邦人の方々に対して、当該国(地域)から、安全な国(地域)への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。
 
 現時点で「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」としても、不思議ではないと思います。
 
 米朝・両首脳とも、いつなにをやらかすかわかりません。
 また、アメリカの国務長官は、ティラーソン氏からポンペオCIA長官に変わりそうです。
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