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2015年~2017年バックナンバー

JSAからの北朝鮮兵の逃亡

 平成29年11月13日、1人の北朝鮮兵士が板門店の共同警備区域(JSA)を通じて韓国に亡命しました。

 

 国連軍司令部が、平成29年11月22日公開した、監視カメラ映像と熱像感知装置(TOD)映像をみると、兵士を追撃していた北朝鮮の警備兵らは、手を伸ばせば届きそうな至近距離から仲間の背中を銃撃していました。

 

 兵士が軍事境界線(MDL)を通り過ぎ韓国側に完全に入った後も銃撃は続いきまし。
 その際、北朝鮮警備兵1人が軍事境界線を越えていたこともわかりました。
 兵士が倒れた後もその命を奪うための銃撃は続きました。

 

 韓国兵士の姿が登場したのは、2人の韓国兵士が北朝鮮兵士に接近して安全なところに移す場面午後3時55分です。

 

 映像には北朝鮮兵士が午後3時11分に「72時間橋」に接近する前から映っています。
 北朝鮮兵士が車を捨ててMDLを越えてから40分経過した後のことです。

 

 本来なら、すぐに、駆けつけ、北朝鮮兵と撃合いになっても不思議ではないかと思います。

 

 脱走した北朝鮮兵士の家族が心配ですね。

 また、JSA地域の北朝鮮兵士が総替えになったそうです。
 何人の北朝鮮兵士が粛正されたでしょうか。

 

 なお、韓国は、兵士の体内から大量の寄生虫を発見し、兵士の食べ物がわずかなトウモロコシの粒だけだった事実を公表しました。

 

 ソウル大学医学部の統一医学センターが、北朝鮮の金剛山近くの村で寄生虫感染の実態を調べたところ、住民の95%が寄生虫に感染していたということです。

 

 北朝鮮では人糞が肥料として使われており、また駆虫薬も足りず衛生状態が最悪の状況にあるからです。

 

 板門店などにいる警備兵は北朝鮮でも出身成分が非常に良く、いわばエリートに属するはずですが、その彼らもトウモロコシで何とか命をつないでいるという事実こそ、まさに北朝鮮の食糧事情を物語るものです。

 

 しかし、北朝鮮はすごい国ですね。
 圧力をかけ続ければ、自壊するかも知れません。

 戦争は好ましくありません。自壊するのを期待しましょう。

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