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躍進・立憲民主党支えたのは若者よりシルバー世代
産経新聞社とFNNが平成29年11月11、12両日に実施した合同世論調査で、立憲民主党支えたのは若者よりシルバー世代という実態が明らかになりました。
立憲民主党の支持層の年代別内訳は60歳以上が52.9%で、調査対象全体の60歳以上の割合(39.7%)を大きく上回わりました。
主要政党では共産党(58.8%)に次ぐ高さで、昭和時代に学生運動が盛んだった「シルバー世代」の支持が大きいといえます。
これに対し、世論調査によると、18~29歳の支持層の占める割合が高いのは希望の党(17.9%)、自民党(15.6%)、公明党(12.2%)、立憲民主党(10.5%)の順でした。
18~29歳に限定した政党支持率を見ると、自民党は43.4%で、同党全体の支持率38.5%を上回ったのに対し、立憲民主党は全体の支持率15.3%を下回る11.5%にとどまりました。
自民党が若者層に支持されていることがうかがえますが、60歳以上の支持率では全体の支持率以下の36.0%にすぎませんでした。
これに対し、立憲民主党は20.4%と同党の全体の支持率を上回っており、やはり高齢層に支えられていると言えそうです。
私が、大学に入学した昭和49年というと、学生運動らしきものは、完全に下火になっていました。
少なくとも、東京大学ではそうでした。
知人友人に、学生運動にかかわったものは皆無でした。
ただ、やはり若いだけあって、私のような保守主義者は少数だったと思います。
「60歳以上」とくくっていますが、60歳代、70歳代、80歳代、90歳代があるわけで、また、投票率が高い世代でもありますから、若い人の投票率がもっと高ければ、立件民主党の議席獲得は少なかったでしょう。
また、立件民主党の議員は、希望の党から「排除された」議員の集まりですから(自発的に参加しなかった議員は無所属です)、やはり、判官びいきがあっての議席獲得だったのでしょう。