2015年~2017年バックナンバー
年代を感じる昭和な言葉
平成も平成31年4月30日で終了します。
いずれ「降る雪や 昭和は遠く なりにけり」と呼ばれるようになるのかも知れません。
「マイナビ・ウーマン」という雑誌のアンケートでの「年代を感じる昭和な言葉」の結果です。
1位は「アベック」です。
2位以下に、それに「乳母車」「パーマ屋」「メリケン粉」「国鉄」がつづきます。
「アベック」は、普通「カップル」といいますね。
「乳母車」は、和製英語で「ベビーカー」、英語なら「バギー」です。
「パーマ屋」は「美容院」か「ヘアサロン」
「メリケン粉」は「小麦粉」
「国鉄」は「JR」ですね。
私自身は、「アベック」という言葉は知っていますが、司法修習生のころ、40年ちかく前に、警察官作成の調書に「アベック」と書いてあって、他の司法修習生と「何歳くらいの警察官なのか」という話をしたことがあります。
おそらく、戦前の言葉だと思います。
ただ、いまでも「アベック優勝」「アベックホームラン」といいますね。
男女二人連れは「カップル」でしょう。
ちなみに「avec」はフランス語の前置詞で名詞ではありません。
おおむね、英語の「with」ですね。
「メリケン粉」は、主にアメリカから輸入した小麦粉で、明治後半から昭和30年代頃によく使われた俗称で、「アメリカン」が「メリケン」と呼ばれ「メリケン粉」となったそうです。
言葉は知っています。「お好み焼き」を、自分の家で焼いていたころに使っていた記憶があります。
他の地方に行くと、お好み焼きの焼き方を知らない人もいますね。
「乳母車」は知っています。
それを使うかどうかは別として・・
「パーマ屋」という言葉が使われていたことがあります。
男性が「散髪屋」、女性が「パーマ屋」です。
別に、パーマをかけなくても、パーマ屋と呼んでいたのが、今となっては、不思議といえば不思議です。
「国鉄」は、当たり前の話、知っています。
昭和62年に民営化されました。
私より、ずっと前の人は「省線」といいます。
国鉄自体が、3公社のうちの一つ、戦前は、鉄道省の管轄ですから「省線」となります。