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2015年~2017年バックナンバー

維新・足立衆院議員「3議員を犯罪者」発言撤回の意向

 日本維新の会の足立康史衆院議員は、平成29年11月15日の国会・衆院文部科学委員会で、自民党の石破茂元幹事長、立憲民主党の福山哲郎幹事長、希望の党の玉木雄一郎代表を名指しして「犯罪者だと思っている」と発言しました。

 

 石破議員が、日本獣医師政治連盟が平成24年に100万円の献金を受けていて、石破4条件という、獣医学部の新規参入を著しく困難にするかのような条件をつけたという疑惑です。
 献金の有無について、石破議員は否定していません。

 

 福山議員が、日本獣医師政治連盟が平成22年に100万円の献金を受けていて、加計学園の獣医学部新設を攻撃したという疑惑です。
 献金の有無について、福山議員は否定していません。

 

 玉木議員が、平成27年に100万円の献金を受け、加計学園の獣医学部新設について熱心に国会で追及し、白紙撤回したらという質問をしたという疑惑です。
 献金については、産経新聞が報じています。また、産経新聞は、玉木氏は自身のブログで父親が香川県獣医師連盟の副会長をしており、弟も獣医であることを明かしていると報じています。

 

 いずれも、収賄罪が成立するという主張ですね。

 玉木議員の場合は告発はないのでしょうか。

 

 なお、日本維新の会の片山 虎之助幹事長は、足立議員に対し、「表現は気をつけてもらいたい」と厳重注意しました。

 足立氏は「自分では断定したつもりはない」と釈明したそうですが、発言は撤回する意向とのことです。

 

 憲法51条には「両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」という規定がありますから、刑事処分を受けることはありません。

 

 ただ、議員の議場での言動については、国会法で懲罰の対象になりえます。
 認められれば、厳しい順に「除名」「一定期間の登院停止」「公開議場における陳謝」「公開議場における戒告」となります。

 

 足立康史衆院議員の発言は確信犯でしょう。
 発言により、新聞が報じないわけにはいかなくなりました。
 目的は達したことになります。

 

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