2015年~2017年バックナンバー
トランプ大統領のアジア歴訪
ホワイトハウスは、平成29年10月16日、トランプ大統領のアジア歴訪日程を正式発表しました。
最初の訪問国となる日本には平成29年11月5日から7日まで滞在して、首脳会談を行うほか、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会します。安倍晋三首相は、トランプ氏が横田めぐみさんの両親の滋さん(84)、早紀江さん(81)夫妻と会う意向であることを明らかにしています。
トランプ大統領は、訪日後の平成29年11月7日に韓国入りし、文在寅大統領と首脳会談します。
韓国国会で演説し、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向け、国際社会が最大限の圧力をかける必要性を訴えます。
アメリカ大統領としては25年ぶりの国賓訪問となります。
平成29年11月8日に中国へ移動します。
滞在中、習近平国家主席と会談しますが、中国共産党大会を経た新指導部の顔触れ決定後、最初の米中首脳会談となります。
日本では、平成29年10月22日の総選挙で、新しい首相が決まっていますし、中国では、平成29年10月18日から中国共産党大会が開催され、5年間の指導者の顔ぶれがそろいます。
トランプ大統領のアジア歴訪中までには、アメリカと北朝鮮との間では武力衝突がないことを見込んでいます。
北朝鮮も、トランプ大統領が韓国滞在中の平成29年11月7日、8日に攻撃はしないでしょう。
逆にいうと、トランプ大統領のアジア歴訪終了後は、アメリカと北朝鮮との間で、いつ何時武力衝突が怒っても不思議ではありません。
安倍首相の衆院解散は、いいタイミングをみはからったものといえます。