2015年~2017年バックナンバー
民進党解党
今回の解散総選挙で、民進党が解党することになりました。
もともと、左から右まで意見の違う議員の集まりでした。
自民党も、左から右への意見の違う議員の集まりですが、党内の意見が決まれば、党の意見には従うという当たり前のルールがありましたが、民進党は、ばらばらでした。
また、党内で意見をまとめることが不可能でしたから、対立法案について、与党案に対し修正を求めるということではなく、与党案の全否定ということになってしまって、あまり野党としての存在意義がありませんでした。
今回の分裂騒ぎで、左派はごく一部、中間派と右派が大多数ということも露呈しました。
ある意味、自民党の公認の受けられなかった候補者が、旧民主党から立候補したということですね。
一度、政権を取ったことも、不利でした。
万年野党なら、万年野党として存続派できたでしょう。
一度政権をとって、無茶苦茶な政策をしたため、こりごりした有権者にそっぽを向かれてしまいました。
1 子ども手当に見られる政権公約は実行できませんでした。マニフェスト(なつかしいですね)にあった財源については、現存しないことが露呈しました。
2 景気は最悪でした。デフレが続き、円高も続き、経済が停滞しました。
3 基地問題を鳩山首相の一言で、滅茶苦茶にしてしまいました。
4 外交は、中国の漁船衝突事件の対応に象徴されるように、いったいどの国民のための政権なのかと疑われました。
5 危機管理もお粗末でした。東日本大震災、原発事故で危機管理能力がないことを露呈しました。
解党して、出直しという考えも悪くありません。
もともと、能力のある議員も、結構入っています。
立憲民主党は、第2社民党ですね。
新党は共産、社民両党との選挙協力を行うとのことです。
ただ、共産党は天皇制廃止を主張する政党です。