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2015年~2017年バックナンバー

日本海上空は通りたくない。北朝鮮ミサイルで欧州路線の航路に異変

 平成29年7月28日深夜の北朝鮮によるミサイルは、北海道奥尻島の北西約150キロメートルの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。

 

 同日深夜に羽田空港からパリに向けて出発したエールフランス航空のAF293便が北海道奥尻島の北西を通過後、10分も経たないうちにミサイルが落下しました。

 

 エールフランスは平成29年8月2日、当該便が「飛行計画に沿って運航され、事故が報告されていないことを確認している」との声明を発表し、安全面に問題がなかったことを強調しました。

 といいにがら、直後の平成29年8月3日からAF293便は違うルートを飛ぶようになりました。離陸後、本州を北上して下北半島上空を通過し、さらに利尻島や礼文島を経て間宮海峡付近からロシアに入るルートです。

 

 北朝鮮も、日本の陸地には打ち込まないということですね。

 

 日本を欧州に向けて出発する便は、離陸後に日本海を北上してシベリアに入るコースが一般的ですが、平成29年8月からは、さらに東寄りの東北地区を北上するルートに変更する動きが相次いでいます。

 

 平成29年8月8月中旬までにイベリア航空、ルフトハンザ航空、スイス国際航空、スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)が、エールフランスに追随しました。

 

 スイス国際航空の広報担当者は「北朝鮮当局による最近のミサイル試験のため、純粋な予防措置として、別途通知があるまでの間は日本発着便のルートを若干修正している」と述べています。

 

 他方一方、日本航空、全日空、フィンエアー、アエロフロート航空、アリタリア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、KLMオランダ航空、LOTポーランド航空、トルコ航空は、航路の変更はないと表面上は述べています。

 

 フライトレーダー24をご覧下さい。
 

 どうみても、日本航空、全日空と一部の航空会社を除いて、日本海のど真ん中は飛行せず、東北、北海道沿岸を飛行していますね。

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