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2015年~2017年バックナンバー

危険な外来生物

 強い毒をもった「ヒアリ(火アリ)」が、神戸港のコンテナヤードから見つかり、さらに、大阪、愛知、東京などでも確認されています。
 
 「ヒアリ」は南米原産の赤茶色の小型のアリで、体長は2.5mm~6mmで、スズメバチと同じくらい強力な毒を持っています。
 
 「ヒアリ」の腹部にある針で刺されると、やけどのような激しい痛みが生じ、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)によって死に至ることもあります。
 
 ハチは「一刺し」ですが、アリは複数回相手を刺すことができます。
 
 港で発見されているわけですが、水際で食い止めるというのは難しいかも知れません。

 なお、日本は、危険な外来生物の「輸入」をしているだけではありません。
 
 日本は、「日本コガネムシ(japanese beetle)」(和名・マメコガネ)を輸出しています。
 
 平成29年7月21日までに、スイス南部ティチーノ州(ルガーノやロカルノのあるイタリア語圏の州です)当局は、農作物を食い荒らす害虫として知られる、日本在来種のコガネムシ「マメコガネ」の侵入を初確認したと明らかにしました。
 
 南に隣接するイタリア北部までだった生息域が、地球温暖化の影響で北上したとみられています。
 
 ティチーノ州当局は、繁殖した場合、農業に大きな被害を与える恐れがあるとして、徹底的な駆除を行うと表明しました。
 
 ティチーノ州当局によりますと、平成29年6月21日、イタリア国境に接する同州のスタビオで、わなにかかった成虫3匹を発見し、さらにその後、さらに11匹が見つかり、侵入は確実と判断されました。
 
 マメコガネは、全長10mm前後で、日本では全土に分布しています。
 
 1910年代に北米に上陸、農業害虫として「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれるようになりました。中国、カナダなどにも生息しています。
 
 ティチーノ州当局によりますと、ヨーロッパでは1970年にポルトガル・アゾレス諸島への侵入確認が最初で、2014年にイタリア北部ロンバルディア州(ミラノのある州)で発見されましたが、繁殖を防げませんでした。
 
 ちなみに、韓国は、茶道、剣道、相撲、ソメイヨシノまで韓国起源説を主張していますから、いっそのこと、「韓国コガネムシ(korean beetle)」と主張すればと思いますが、いかがでしょう。
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