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北朝鮮ミサイル落下の直前にフランス旅客機が上空通過
平成29年8月1日、米ABCテレビは、北朝鮮が、平成29年7月28日深夜に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)が、北海道沖の日本海に落下する直前、落下地点周辺の上空をエールフランスの旅客機が通過していたと報じました。
この旅客機は、羽田発パリ行きのAF293便で、乗客・乗員323人が搭乗していました。
ICBMが北海道・奥尻島沖に落下する約10分前、同機は現場付近の上空を通過したということで、通過した時間次第では、旅客機に「危険が及ぶ可能性があった」としています。
フライトレーダー24というホームベジがあります。飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイム表示するウェブサイトです。
日本海付近のフライトをみましょう。
北朝鮮の上空は、民間航空機は1機も飛んでいませんね。
北朝鮮上空を飛ぶと、打ち落とされる可能性があるからです。
これまでは、北朝鮮の上空を避ければ大丈夫でした。
旅客機の巡航高度は、目的地までの距離や気象条件、気流の状態によって異なりますが、一般的には3万5000フィート(約1万メートル。10キロメートル)といわれています。
平成29年7月28日深夜に打上げられた北朝鮮のICBMは、高度3500キロメートルを大きく超え、約1000キロ飛行し、北海道積丹半島の西約200キロメートル、奥尻島の北西約150キロメートルのEEZ内に落下しています。
ゆうゆう衝突する可能性があります。
北朝鮮は、事前に通知することなく発射していて、航空機や船舶が危険にさらされていることになります。