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平成２７年９月２日、トルコに近いギリシャ東部コス島沖の地中海上で２日、トルコ経由で欧州を目指すシリア難民のボートが沈没し、幼児を含む少なくとも１２人が死亡ましした。

　トルコの報道によると、計２３人を乗せたボート２隻が転覆したそうです。

　男児の遺体がトルコ側の海岸に打ち上げられ、トルコ人警官に抱きかかえられる写真や映像がインターネット上で広がり、欧州に衝撃を与えています。

　なぜ、トルコからギリシャにボートや木造船で渡ろうとするのでしょうか。
　ギリシャがＥＵ加盟国だからです。

　地図をご覧下さい。

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　黒い点線が国境線です。

　トルコの沿岸近くまでギリシャ領になっています。
先ほどのコスレ島のほか、レスボス島、キオス島、サモス島、ロードス島・・・などのトルコに近い島はギリシャ領です。

トルコからギリシャの島は近く、ボートや木造船で渡れる距離にあるということになります。