2015年~2017年バックナンバー
Suica狂奏曲
平成26年12月20日(土)、JR東京駅にて、開業100周年記念の「Suica」が売出されました。
赤レンガの丸の内駅舎をデザインし、1枚2000円。駅前には9千人以上の列ができ、予定の午前8時より45分早く販売を始めました。
JR東日本は1万5000枚を用意しましたが、午前9時40分ごろに混雑が激しくなり、安全面から販売を中止しました。
正午ごろには駅丸の内南口前に100人以上が集まり、JR社員に「なぜ買えないのか」と詰め寄る混乱もみられました。
前日から「徹夜しないでください」「始発電車で来てください」と周知しながら、徹夜組にも売却したことはミスです。
ルールを守ったものが損をするということでは、秩序が保たれません。
また、記念「Suica」を求める人も読み違えました。
警備のことは、全く考えていないようでした。
さらに、インターネットオークションで売ろうという日本人、その人から雇われていたアルバイト、転売して儲けようとする中国人もいたようです。
駅員に抗議している人で「私は○○駅から○○駅乗換え東京駅まで往復○○円の運賃がかかっています。電車賃○○円を返してください」と詰め寄っていたのは、鉄道マニアです。
駅員たちにただただ怒号していた人は、インターネットオークションで売ろうという人が多いでしょう。中国訛りの人もいましたね。
JR東日本東京支社は平成27年2月2日、平成27年1月30日、販売再開した東京駅開業100周年記念のICカード乗車券「Suica」(1枚2000円)の申し込みが平成27年2月2日午前8時現在、約76万件、約170万枚に上ったと発表しました。
同社は「全員購入できるよう、さらに増刷する」としています。
170万枚売れる記念「Suica」を1万5000枚を用意するだけというのは、完全読み違いですね。