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雑記帳

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「世界最強の日本のパスポート」にビザを課す中国

 日本人が海外へ渡航する時はパスポートが必要です。EU諸国内では、IDカードだけでパスポートが不必要という場合がありますが、日本に例外はありません。
 日本のパスポートがあれば、観光旅行やビジネス目的なら世界の200近い国や地域に、ビザなしで渡航し、滞在できます。
 滞在期間はその訪問先によって異なりますが、ビザなしで行ける国・地域の数は、世界でトップです。ときおり、シンガポールに抜かれたりはしていますが・・・
日本のパスポートが世界最強のパスポート」と呼ばれている理由です。

 日本という国、日本人の信用の高さを表しているといえます。
信用を築き上げてきた先人たちに感謝し、海外へ行った際には、このパスポートを持つ国民として、ふさわしい振る舞いを心がけるべきでしょう。

 ただ、日本あるいは日本人の信用の高さといいますが、端的に言って、観光ビザで入国し、不法滞在、不法就労をするおそれが低いということです。
 私自身は、結構海外旅行する方ですが、誰が好きこのんで、こんな国に滞在するものかという国がほとんどです。アメリカやヨーロッパの先進諸国でも同じです。
 また、日本人は、一般論として、外国語が苦手ですから、不法就労しようにも、接客には向きませんから、できるのは皿洗いくらい、皿洗いするくらいなら、日本で生活していた方が気が楽だということもあります。

 ビザが必要な行き先もあります。日本人にビザを要求するくらいですから、他の国にの国民全てにビザを要求してくるという国です。

 中国は、以前は15日間までの滞在であれば、ビザが不要でした。
 いまは中国へ渡航する場合、基本的に日本で事前にビザを取得する手続きが必要です。
 コロナ前、日本人が中国へ行く場合、短期間ならノービザでした。
 一方、中国人が日本へ行く時は観光旅行であれ、ビジネスでの訪問であれビザが必要でした。
 これは中国へ、日本人に来てほしいという中国側の措置であって、お互いにビザを免除するという「相互主義」ではありませんでした。

 中国国内で活動する日系企業は、ビザを免除する措置を早期に再開するよう要望しています。
 しかし、中国ではスパイ容疑で邦人が拘束されたままになっていて、さまざまな要因で、日本人の対中感情は芳しくありません。
 今時、中国に観光になぜ行くの?という感じです。
 日系企業は、ビザの取得くらいの手数を掛けて当然かと思います。

 ビザを免除するしないは、当該国の観光ビザで入国し、不法滞在、不法就労をするおそれがあるかどうかです。
 日本人が観光名目で中国に入国し、不法滞在、不法就労をするおそれはないでしょうね。
 逆に、中国人が観光名目で日本に入国し、不法滞在、不法就労をするおそれは大きいです。経済格差が違いすぎます。また、中国人は、日本人と違って、たくましいですからね。
 また、大勢の中国人が、日本に押し寄せて、さまざまな問題が生じる可能性が大きいでしょう。
 中国が日本に対し、ビザ免除について「相互主義」を主張するのは厚かましいですね。

 中国は、日本が、防衛政策や貿易政策で、アメリカよりの姿勢を取り、国防力を増大させていることについて、不満に思っているようです。
 ただ、尖閣諸島のまわりをうろついたり、南シナ海は中国の領海だというっている時点で、日本に反発されるのは当然ですね。
 福島の処理水でも、中国1国だけが日本を非難したり、日本の海産物の輸出を許さないという時点で、日本から相手にされないことは、わかっているはずです。


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