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雑記帳

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韓国の70歳代以上、4人に1人が「就業者」

 韓国統計庁の国国統計ポータルによりますと、令和6年1月の韓国人の満70歳以上の人口は631万4000人で、このうち就業者は155万人でした。
 70代以上の雇用率は24.5%だった。70歳以上の高齢者の4人に1人が収入を目的に1時間以上働いたり、世帯構成員が運営する事業者で無給で働いているということになります。

 70歳以上の就業者が最も多く働く産業は農業・漁業・林業分野で、全就業者のうち30%を占め、保健業と社会福祉サービス業が22.8%、公共行政・国防・社会保障行政業が7.6%と高い割合を占めました。
 職業分類別では単純労務従事者が42.1%で最も多く、次いで農林漁業熟練従事者が29.6%、サービス従事者が7.8%などでした。

 韓国では、労働を希望する高齢者は増えているそうです。
 令和5年に発表された統計庁の経済活動人口調査高齢層付加調査によると、65歳~79歳の高齢者のうち労働継続を希望する人の割合は全体の55.7%でした。
 働き続けたい理由では「生活費の足しになる・お金が必要」という回答が52.2%で最も多く、「健康が許す限り働きたい・働く楽しみのため」という回答は38.0%でした。

 ちなみに、日本では、令和3年時点での就業率をみると、65~69歳は50.3%、70歳以上は18.1%となっています。

 韓国の場合「収入を目的に1時間以上働いたり、世帯構成員が運営する事業者で無給で働いている」と要件は緩いですが、雇用率は24.5%はすごいですね。

 韓国の年金の平均受給額は、令和2年時点で、月額59万ウォン(約6.5万円、男性72万ウォン(約7.9万円)、女性41万ウォン(約4.5万円))だそうですから、嫌でも働いて食べていかなければならないようです。
 韓国人は、子供に養ってもらえるのではないかと思うのですが、そう、うまくいかないようです。

 韓国は豊かになる前に、少子高齢化で衰退していくということになるかと思います。
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