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雑記帳

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EVの失速

 調査会社JATO(英)によりますと、米国では直近3四半期連続でHVの販売台数がEVを上回わり、令和5年10月~12月には、トヨタ自動車の米国でのHVの販売台数が米テスラのEVを逆転しましたと伝えました。
 令和6年2月には、米アップルが電気自動車(EV)の開発計画を断念したと伝えられました。

 イギリス政府は、平成23年から令和4年までの約10年間、すべてのプラグインカー(EVとPHEV)の購入に補助金を支給していましたが、令和4年まで、EVやPHEVの乗用車向け補助金は廃止しました。

 令和4年12月、スイス政府は、電力の不足状況に応じて電力使用を4段階に分けて制限する対応案をまとめ、電力事情の逼迫次第で、仕事や通院、買い物といった「絶対に必要な移動」以外のEV利用が制限されることになりました。
 令和5までに、ドイツがEV購入の補助金を停止し、フランスはアジア生産のEVを補助金を対象外としました。

 令和5年の欧州連合(EU)27カ国の新車登録台数は1000万台の大台に乗りましたが、市場回復のけん引役になったのは、EVではなく、ハイブリッド車(HV)でした。
 HVは前年比29.5%増の272万台となり、新車市場の約26%を占めています。

 環境に優しいと言われたEV車ですが、完全に失速してしまったようです。

 結局、走行時にCO2を排出しなくても生産段階で多くのCO2を排出すること、寒冷地では充電は遅く放電は早いこと、充電に時間がかかること、電気代もかかること、中古車は二束三文でしか売れないことなど、いろいろ理由があるようです。

 時代を先取りしすぎたようですね。
 結局、ハイブリッドの技術が高い、トヨタの一人勝ちのようです。
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