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雑記帳

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乗り放題切符

 鉄道マニアには、いろいろ種類があるようです。
 特に鉄道に乗ることを目的とする人「乗り鉄」、撮影を目的とする「撮り鉄」、その他車両の音にこだわる「音鉄」など、いろいろな趣味の人がいるようです。
 「乗り鉄」の中には、ただ、電車に乗りたい人がいます。

 テレビで放送していましたが、新大阪→京都→近江塩津→米原→草津→柘植→木津→王子→和歌山→天王寺→谷川→大阪と、一筆書きでまわっても180円です。
 大阪近郊区間に指定されたゾーン内では、普通乗車券で乗車する場合、運賃計算に使用する経路にかかわらず、ゾーン内であれば自由に経路を選択して乗車できるという規則があり、これを利用すればよいということだそうです。
 同じ駅を2度通過してはいけませんし、また、改札を出ることもできません。

 青春18切符で、大阪からどこまでいけるかという質問もあります。
 大阪8時21分発の電車に乗れば、米原、大垣、豊橋、浜松、島田、熱海と乗換えれば、東京に17時38分に着くそうです。
 5日分1万2050円ですから、1日分2410円、高速バスよりも安いですね。
 「そこまでするか」といいたいところですが、好きな人は好きなんでしょう。

 まともなところでは、夫婦の年齢の合計が88歳以上の夫婦で、同一行程で旅行する場合に5日間有効で8万0500円というフルムーンパスがありましたが、令和4年9月に終了しました。

 なお、JR東日本などは、平日1日乗り放題チケットを発売することがありますが、関西居住者にはかわりありません。


 ドイツ国鉄(厳密にいえば民営化しています)には、多種多様の「乗り放題チケット」があります。
 外国居住者用にジャーマンレイルパスというのもあります。
 乗れる列車や乗れる時間に制限がありません。

 あと、主として、外国人旅行者用に「Laender-Tickets」があります。
 直訳すれば「州チケット」で、各州ごとに違いますが、例えば、バイエルン州チケットなら、26ユーロ(約3800円)で、バイエルン州内の特急以上の列車(IC、ICE、EC、ECNなど。日本でいえば、新幹線、特急、急行)以外の電車(RE、IRE、RB、S-Bahn。日本でいえば快速、普通)の2等車と、地下鉄やバスに、土曜、日曜、休日は0時から翌朝3時まで、平日は9時から翌朝3時までなら、好きなだけ乗れるというものです。

 ドイツ居住者の場合、「49ユーロチケット」。正式名所Deutschland-Ticketが利用できます。毎月更新の定期券(Abo〈毎月のサブスクリプション〉)のようなもので、ドイツ国内に口座を持たない旅行者にはあまり関係ありません。
 1か月49ユーロ(約7000円)で、特急以上の列車(IC、ICE、EC、ECNなど。日本でいえば、新幹線、特急、急行)以外の電車(RE、IRE、RB、S-Bahn。日本でいえば快速、普通)の2等車と、地下鉄やバスに、乗り放題です。
 割引システム導入の背景には、エネルギー削減や、車からのCO2の排出量を減らす目的があり、またガソリン代を含め、高騰するエネルギー料の影響による国民の負担を少しでも減らそうという取組みです

 ということで、RE、IRE、RB、S-Bahn(日本でいえば快速・普通)の2等者利用者が増えました。特に長距離を走るRE、IREは、混雑して座れないことがあります。
 ちなみに、1列に2席と3席の新幹線のような列車も出始めています。詰め込もうという腹ですね。


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