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雑記帳

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メッセージエリア

 MA(メッセージ・エリア。message area)という言葉をご存じでしょうか。
 固定電話が減少してきましたから、あまりなじみがないという人もいるでしょう。
 MAとは、電話料金算出の際に使用する地域の区分単位をいい、同一MAに属する加入者同士での通話は、いわゆる「市内通話」として扱われます。

 通常、MAは、原則として一つのMAにつき一つの市外局番が用意されますが、一つのMAが複数の市外局番を持ったり、逆に一つの市外局番が複数のMAにまたがっていることもあります。

 「市外局番一覧」をご覧下さい。

 例えば、「06(大阪エリア)」は、大阪府下の大阪市(全域)、東大阪市(全域)、吹田市(全域)、豊中市(全域)、守口市(全域)、門真市(一部)、池田市(一部)・八尾市(一部)、茨木市(一部)だけではなく、兵庫県下の尼崎市・伊丹市(一部)も含みます。

 ですから、遠方の方が、神戸地方裁判所尼崎支部と書くところを、大阪地方裁判所尼崎支部と誤記するのですね。

 ちなみに、私が大阪地方裁判所に任官した当時(昭和55年)、裁判官が外部に電話をかけるとき、06地域は、内線と同様、裁判官のそれぞれの机にある通常の黒電話で自由にかけられましたが、市外電話は、裁判所のオペレーターを通じてでないと電話がかけられませんでした。
 裁判官が自分の机の黒電話から電話をかけるのは、他の裁判所くらいと相場が決まっていましたが、神戸地方裁判所尼崎支部だけは、オペレーター不要だった記憶があります。
 時代ですね・・
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