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雑記帳

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阪急電鉄、京都線に有料指定座席「日常を自分時間に」令和6年夏

 阪急電鉄は、同社では初めての有料座席指定サービスを、令和6年夏に京都線で始めると発表しました。
 対象は特急、通勤特急、準特急とし、開始当初は1時間に2~3本を運行します。
 利用料は検討中で、令和6年2月に公表予定です。
 通勤通学時や観光利用で座りたいという乗客のニーズに応えたいとしています。
 神戸線や宝塚線なら、立っていても、さほど苦にならない程度の距離ですから、有料座席指定サービスを開始する必要はありません。

 座席指定の導入は阪急では初めてです。
 同社は「営業距離が長く、観光利用も多い京都線を対象にした。順次編成を拡大し、運行本数は25年をめどに1時間4~6本に増やしたい」と期待している。

 新たに導入する特急車両「2300系」などを使用し、8両編成のうち大阪方面から4両目を専用車両に設定する。座席は40席で、全席に電源コンセントやカップホルダー、リクライニング機能を備えます。

 新設するウェブサイトから乗車前に予約する仕組み。サービス名は、プライベートとプレース(場所)を合わせた造語「PRiVACE(プライベース)」に決まっています。
 阪急電鉄は「日常の移動時間を、プライベートな空間で過ごす『自分時間』にしてほしい」とPRしています。

 鉄道各社は近年、車両の一部を有料座席にするサービスを相次いで導入しています。
 京都を走る私鉄では、京阪電鉄が17年に座席指定の特別車両「プレミアムカー」(利用料400~500円)を導入しました。
 車両全体に特急料金などを設けるのではなく、一般客の運賃を抑えつつ確実に座りたい人の需要にも応えることができ好評だそうです。

 ちなみに、南海の関空特急ラピートは、空港と関係ない区間で、座席を確保したい人が、スーツ姿で乗っていたりします。


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