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雑記帳

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台湾の総統選

台湾の総統選
 台湾で、令和6年1月13日に実施された総統選において、現状維持派の与党・民進党の頼清徳候補が当選を決めました。

 また、総統選と同時に投開票された立法委員(定数113)選挙は、国民党が52議席、民進党が51議席、民衆党が8議席を、それぞれ獲得しました。
 民進党は改選前より11議席減らして過半数を維持できませんでした。

 頼政権は中国大陸と台湾が1つの国に属するという「一つの中国」原則を認めない一方、党が持つ独立志向を封印する立場をとります。
 対中強硬路線を鮮明にする頼氏の当選で、台湾と中国、中国と台湾をとの対立が激化するのも確実です。

 今回の頼総統の当選の最大の功労者は、習近平主席ということになります。

 アメリカのバイデン政権は、令和5年7月28日、防衛関連の物資の供与や軍事訓練など、台湾に対して3億4500万ドル、日本円にしておよそ480億円相当の軍事支援を行うと発表しています。
 アメリカ政府当局者の話として、携行型の防空ミサイルシステムや重火器、それにミサイルなどを供与する予定だと伝えています。また、この支援では、アメリカ軍が在庫として備蓄している武器を直接供与する枠組みを活用するということです。

 なお、右上の図面は、国土交通省のホームページの地図です。
 中国が東シナ海から太平洋に出ようとすると、日本(北海道・本州・四国・沖縄を含む九州)と台湾が妨げになっていることがよくわかります。
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