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2023年バックナンバー

雑記帳

生卵

 男性の独身者の中には、外食せず、家でカップラーメンのみ食べているという人もいるでしょう。

 貧乏学生(今や死語かも知れません)が、一番てっとり早く、また、安く空腹を満たすには、卵かけご飯に醤油をかけて食べるというのがいい方法です。
 インスタントラーメンのように、添加物とかの心配もありませんし、カルシウムがリンと一緒に溶け出すということもありません。
 タンパク質もとれますし、野菜さえ十分とれば、若い人なら当座はしのげます。

 ただ、生卵を安全に食べられるのは、日本だけです。
 日本以外では、生卵は食べるものではなく、調理するか、さもなくば、デモの時に投げるものとして扱われているようです。
 生卵を食べないのは、サルモレラ菌による食中毒を恐れてのことですが、日本の場合、現代の鶏卵の生産管理システムが、世界最高水準の衛生管理であることがそれを可能にしているということです。
 映画ロッキーの1シーンに、ロッキーが生卵を数個割ってコップに入れ、飲み干すというシーンがありましたが、もしかしたら、日本で撮影したのかも知れません。少なくとも、特別ギャラは出ていたそうです。

 食べたくても食べられない、食べる習慣がない以上は「おいしい」とは思わないということでしょう。
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