2023年バックナンバー
雑記帳
機材繰り
空港について、チェックインのため、自分の乗る飛行機のカウンターを探していると、「遅延」「出発予定時刻〇〇時○○分」と表示されていることがあります。
国際線で、2時間前に行っても同じです。
なぜ、そんなに早くからわかるのでしょうか。
通常は「機材繰り」です。
飛行機は、各空港間を往復したり順に回ったりして機材(飛行機の機体)を使用しています。
前の便が既に遅れているなどして、当該便として使用するべき機材が本来の到着時間に届かない場合があります。
そのため、出発予定時刻が遅れることがあり、その際はや「機材繰りによる遅れ」といわれます。
飛行機自体に問題があるわけではないことがほとんどですから、接続便がある場合等を除いて、あまり問題はありません。
逆に、当該機が到着後、故障や部品脱落が発覚した場合は修理・整備が行なわれますので「機材繰り」ではなく「整備のため」となります。
この場合、ちゃんと整備されているかどうか、心配になることがあります。
なお、通常、国際線と国内線の飛行機は、別の機体が用いられます。
国内線専用と国際線専用です。
しかし、LCCの場合、国際線の飛行機が次に国内線を飛んだり、国内線の飛行機が、次に国際線を飛んだりすることがあります。
平成29年7月9日、台湾から関西国際空港に到着したLCCのバニラ・エアの旅客機内で、トイレの壁の裏側から6つのポーチに入った数十キロの金塊が見つかりました。何者かが壁のパネルを外して隠したと見られています。
これは、何者かが、台湾で金塊をトイレの壁に隠し、同一機体が、関西国際空港から、国内線に飛行した後に、金塊を取り出すためではないかとみられています。旅客は、税関を通りますが、機体は税関をとおりません。