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　新型コロナウイルスで、シェンゲン協定加盟国にもかかわらず、人とモノが自由に行き来できないということが起こりました。

　シェンゲン協定は、協定加盟国における共通国境管理の撤廃に関する協定で、加盟国間における国境での出入国管理をなくして、人やモノの行き来をもっと自由にしましょう、というＥＵの協定のことです。

　ヨーロッパ旅行で、例えば、ドイツからフランスに移動しても、国境で出入国管理がないのはこの協定のおかげです。

　旅行者は、最初にシェンゲン協定加盟国へ入る時の入国審査と、最後に加盟国外へ出る時の出国審査のみで、あとは原則自由に域内を行き来することができます。

　加盟国は、オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、クロアチア、スウェーデン、スイスです。

　新型コロナウイルスも収束していますから、元通りになっています。

　といっても、電車やバスや車で国をこえようとするとき、パスポート検査がある場合もあります。
　日本のパスポートは、表紙をみておわりですが・・