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2023年バックナンバー

雑記帳

韓国、与野党が「犬肉食」の禁止法案を発議

 韓国国会に犬肉食を禁じる関連法案が与野党からそれぞれ発議されたそうです。

 愛犬家として知られる尹錫悦大統領夫妻は「犬食終息のために努力する」と発言し、ペットブームを背景に犬肉食を忌避する世論が高まっていますが、食文化を法規制すべきではないという声も一部に残っています。

 韓国で、令和5年7月11日は日本の「土用の丑の日」に当たる「初伏(チョボク)」と呼ばれ、滋養食として犬肉を煮込んだ「補身湯(ポシンタン)」を食べる慣習がありますが、メインストリートから、犬肉を出す食堂は姿を消し、路地裏にある犬肉を提供する食堂に入らなければなりません。

 韓国では、昭和60年のソウル五輪の際にも犬肉食を禁止しようとする動きがありました。
 ソウル市は、昭和59年に犬肉料理店の都心での営業を禁止し、昭和60年には「嫌悪食品」と規定し、店は閉店や路地裏への移転を余儀なくされました。
 ただ、当時は犬肉食への世論の抵抗感は薄く、法規制までには至りませんでした。

 韓国の社団法人が、令和5年1月に発表した男女2000人を対象にした調査では、この1年間で犬肉を食べたかとの質問に94%が「食べてない」と答え、88%が「今後も食べない」と回答したそうです。
 逆にいうと、この1年は犬肉を食べていないが、今後、食べる可能性があると回答した人が、6%いるということですね。

 伝統的食文化なら法律で禁じるという必要はなさそうに思います。


 日本には、食品衛生法がありますが、特定の動物を食べてはならないという定めはなさそうです。


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