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2023年バックナンバー

雑記帳

モーツァルトの生家

 オーストリアにザルツブルクという都市があります。
 他にも見るべきところがあるのですが、観光客が真っ先に目指すのは、モーツァルトの生家(Geburtshaus )です。
 旧市街の狭い路地に面しています。
 博物館になっていて、モーツァルトが使用していた子供用バイオリン、コンサート用バイオリン、ピアノ、モーツァルト家の肖像画と書簡などがあります。

 私がドイツ留学していたとき住んでいたのはボンですが、ベートーベンの生家が、ボンを旅行する日本人観光客の一番の目的地のようでした。
 日本人の個人旅行客で、ザルツブルクとボンの「聖地巡礼」をする人も多いようでした。
 私は、留学当時、手ぶらか、小さいカバン1つで歩いていましたから、ボンに住んでいることはわかるようです。

 「失礼ですが、日本の方ですか?」と何度も聞かれました。「Where are you from?」や「Are you Japanese?」とも聞かれますが、「失礼ですが、日本の方ですか?」のほうが多かったですね。

 目的地は、聞かなくてもわかりますが、一応確かめます。

 「ベートーベンの生家ですね。あそこに矢印の案内板の立っている狭い通り、ボン・ガッセの20番、右側です。派手な飾り付けはありませんから注意して見てください」と道案内をすることになります。
 「ザルツブルクには行かれましたか。これから行かれますか」と聞くと、「何でわかったんですか」と言われることが多い、つまり、たいてい「当たり」です。

 久々に、モーツァルトの生家の前を通ってびっくりしました。
 1階に「SPAR」というスーパーマーケットが入っています。
 モーツァルトの生家の一階のスーパーは、年中無休、月曜日から土曜日は8~20時、日曜日は10~19時の営業時間だそうですから、便利といえば便利ですが、ある意味「興ざめ」でした。
 「SPAR」というスーパーマーケットの前は、しゃれたカフェだったように思います。 
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