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2023年バックナンバー

雑記帳

後払い決済

 「後払い決済」という選択肢をオンラインショップや、各種の決済アプリなどで見る機会が増えました。

 消費者がオンラインショップや通販サイトなどで商品を注文し、購入した商品を受け取った後にコンビニエンスストアや銀行、郵便局などで代金を支払う仕組みです。
 支払いに使用する請求書は商品に同封される場合と、別送される場合があります。

 クレジットカードがなくても後から支払いができるのが特徴です。
 消費者の利便性が高く購買率が上がるため、導入する販売店舗が増え、後払いサービスを利用する消費者も増えてきました。

 未回収時に備え、売掛金を保証する代行会社を利用すれば、買い手企業の経営状況に左右されることなく取引ができます。
 そういえば、通販もしている顧問先が代行会社を利用した、後払い決済を取入れています。逆に、債権回収の依頼が減ったくらいです。

 後払いは利用上限金額がクレジットカードより低く設定されているのも特徴です。
 後払い決済で購入できる金額は、高くても10万円程度に設定されていることが多く、クレジットカードのように高額商品の購入には利用できません。

 インターネットにより商品等を購入した15歳以上の人の決済方法の調査によりますと、「クレジットカード払い」の割合が 75.9%と最も高く、次いで、「コンビニエンスストアでの支払い」が36.4%になっています(複数回答可)。
 カードを持っていてもインターネット上でのクレジットカード決済に不安を感じる人も多く、不正利用を避けるために後払いを利用しているケースも多いと考えられます。

「クレジットカードがなくても購入できる」、若者が感じるメリット
後払い決済をよく使っているのはどの年齢層でしょうか。消費者庁が発表した「キャッシュレス決済の動向整理」の調査結果を見ていきましょう。

 デメリットもあります。

1 支払える金額以上の買い物をしてしまう可能性がある
  与信審査が厳しくないため、収入がない人でも利用できます。そのため、自分で支払える金額以上の買い物ができてしまうことがあります。そうなると支払いが困難な状態に陥る可能性があります。多重債務に陥りやすいともいえます。
2 利用金額を管理しづらい
  後払い決済の場合、注文をしたタイミングでは手元のお金が減りません。そうなると、何を購入したか、この後どれくらいお金を使えるのか、などの管理が難しくなります。
3 手数料が発生することがある
  後払い決済サービスの事業者によっては、サービス利用料や手数料が発生することがあります。そのため手数料分を損しているとも言えます。
4 販売店が怪しいこともある
  クレジットカードの特約店になるには審査基準があります。
  インターネット上には悪質なショッピングサイトやサービスもあります。そのようなサイトでは支払いにクレジットカードは使えず、後払いサービスのみの場合があります。これはクレジットカード会社の基準を満たせないため、後払い決済サービスを使っているケースがあるからです。


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