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2023年バックナンバー

雑記帳

第8波のコロナ死者、9割超が70歳以上

 新型コロナウイルス感染による国内の死者数は、令和5年1月8日、累計6万人を超えました。
 うち1万人は、この1か月余りで急増し、1日で500人を超える日も出てきました。

 現在の第8波では、死者の9割超が70歳以上です。

 感染をきっかけに、持病の悪化や、体力の低下で死亡する高齢者が目立ちます。
 また、持病が悪化しても、新型コロナウイルス感染していると、医療機関の受入れ拒否やたらい回しに会うため、本来の治療が受けられずに死んでしまう場合があります。
 脳梗塞や心筋梗塞など、一刻一秒を争う病気の場合、専門医に診てもらう前に時間をくってしまって死亡する例もあります。

 新型コロナウイルス感染は発生当初から、感染症法上の「2類相当」の対応がとられてきました。
 知事は、患者に入院勧告できる権限を持ち、病院に対しては、コロナ病床を確保するよう要請してきました。
 政府は、緊急事態宣言を発令し、国民に行動制限を求めることもあった。
 それでも、この3年間、感染の波は大きくなり続け、病床や発熱外来の受入れ能力を超えて、医療現場は逼迫しました。
 救急搬送困難事案や、自宅療養中に悪化するケースも相次ぎました。

 令和5年春、新型コロナウイルス感染を2類相当から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引下げられます。
 5類になれば、発熱外来やコロナ病床に限らず、感染者を受け入れる医療機関が広がることになります。専門医にすぐ診察してもらえるようになります。
脳梗塞や心筋梗塞など、一刻一秒を争う病気の場合、専門医に診てもらう前に時間をくってしまって死亡することもなくなるでしょう。

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