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2023年バックナンバー

雑記帳

六曜

 「六曜」をご存じでしょうか。

先勝(さきかち) 万事急ぐこと吉、午後凶
友引(ともびき) 夕刻大吉、葬式を忌む
先負(さきまけ) 静かなことに吉、午後吉
仏滅(ぶつめつ) 凶日、何事も忌む
大安(だいあん) 吉日、旅行移転その他吉
赤口(しゃっこう) 凶日、ただし正午だけ吉

 読み方も、多少異なる読み方があります。意味も、若干異なるものもあります。

 大きなカレンダーや「日めくり」には通常記載されています。
 また、公営ギャンブルの予想紙には、現在でも日付欄とともに掲載されているようです。
 迷信といえば迷信かも知れません。

 地域によっても違うようです。
 通常「友引」に、お葬式はしないというのは全国共通のようです。

 なお、弁護士は、通常「訟廷日誌」をもっています。
 どこが通常の手帳と違うのかといえば、土日の欄が圧倒的に小さいのと(法廷調停がありません。書くのは、依頼者来訪の予定くらいです)、翌年4月ころまで大きな記載欄があること(12月に、翌年3月の予定が入ることがあります)、関東弁連、近弁連、中部弁連、九弁連、中国弁連、北弁連、東北弁連、四国弁連の開催日、人権大会開催地と開催日、「法の日」などの記載があります。

 「六曜」も「しっかり」記載されています。
 「大安」の日に不動産取引をしたい人が、案外、多いのです。
  弁護士は、自分の予定、必要書類の準備などの進捗状況によって決めたがりますが、業者でもなければ、あるいは、業者であっても、不動産取引を「大安」にしたいようです。
 もっとも「大安」に取り引きしたはずの不動産が、競売にかかったり、債務整理のための任意売却を余儀なくされたりするみとはよくあります。

 といいますか、競売にかかったり、債務整理のための任意売却を余儀なくされた不動産の購入日を検索すると「大安」である事例が最も多いという研究結果もあります。
 ただ、当たり前の話で、取引そのものが多いのですから、事件物件の契約日が大安である事例は多くなります。
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