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2023年バックナンバー

雑記帳

日仏首脳、安保協力を推進 令和5年前半に2プラス2開催へ

 岸田文雄首相は、令和5年1月9日、訪問先フランスのエリゼ宮でマクロン大統領と会談しました。

 令和5年5月に広島市で開く主要7カ国首脳会議でアジアの安全保障などを扱う考えを説明し、マクロン氏も連携の意向を示しました。
 令和4年前半に外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開催する方針でも一致しました。

 首相は自らが議長を務める広島サミットで「力による一方的な現状変更の試みや、核兵器の威嚇・使用を断固として拒否し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持する強い決意を示したい」と提起しました。
 また、G7として結束し「厳しい対ロシア制裁と強力なウクライナ支援を継続したい」と述べました。
 さらに、途上国の関心事項にこたえ「エネルギー・食料安全保障を含む国際社会の課題に積極的に対応したい」と訴えました。

 マクロン氏は共同記者発表で「今年は日本の責任は多大だ。協力関係を2国間だけでなく、多国間でも強化したい」と明言しました。
 日米などが中国抑止を念頭に推進する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力にも言及しました。
 核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の国際法違反を言明し、日本の立場への支持を伝えました。

 日本側によると、両首脳は会談で中国を念頭に東シナ海や南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更に反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性も確認したそうです。
 フランスは南太平洋にニューカレドニアなどの領土を持ち、軍が駐屯しています。
 フランス軍は令和3年2月にフリゲート艦を日本へ寄港させたほか、同年5月には日本国内での日米などの共同訓練に初めて参加しています。

 日・米・イギリス・カナダは、一貫して、中国の覇権主義に反対していましたが、ドイツとフランスは中国の危険を理解し始めたようです。
 イタリアだけがはっきりしませんね。
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