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2023年バックナンバー

雑記帳

ソニックブーム

 私は、1982年(昭和57年)、ドイツのBoppard(ポパート)という町にあるドイツ語学校に通っていました。

 ライン川左岸に位置する、のどかな田舎町です。

 授業中、すごい爆音が聞こえることがありました。
 「ソニックブーム」(sonic boom)という現象だそうです。
 ソニックブームとは、主に戦闘機などの超音速飛行(マッハ越え)により発生する衝撃波によって生じる、轟くような大音響のことです。

 旅客機の巡航速度は「マッハ0.8」ですから、ソニックブームは生じません。

 Wikipediaによりますと「超音速で飛行する物体が上空を通過した際に、何かが爆発したような2つの不連続な音として観測される2つの音のうち、最初の音は飛行体前方で発生した衝撃波によるもので、2つ目の音は物体後方で生じた衝撃波で生じる」「機体の大きさや質量によって聞こえ方も変わるためこの2つの音を区別するのが難しく1回しか聞こえない場合もある」「はっきり2つに別れて聞こえるときは、このソニックブームを波形にすると、ラテン文字の「N」の字の形になるため、N-ウェーブと呼ばれる。」となっています。

 ドイツには、日本と同じく米軍が駐留しています。

 Boppardは、ラインラント=プファルツ州に属しますが、同じラインラント=プファルツ州には、ドイツ最大の「ラムシュタイン空軍基地」(Ramstein Air Base)があります。
 Boppardと「ラムシュタイン空軍基地」は、百数十キロメートル離れています。

 うるさいことはうるさいですが、慣れれば、どうってことはありませんでした。
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