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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

インターネットによる合格発表



 いま、各種試験の合格発表が、インターネットでなされるようになっています。

 司法試験なども、私のころは、霞ヶ関にある法務省に行ったものですが、今は、インターネットで検索できるようになっているようです。

 ちなみに、私が司法試験を受験した年、短答式の試験は発表の翌日、論文試験と口述試験は発表当日、法務省まで見に行きました。

 論文式試験の時は、合格していたのですが、「落ちた」ような「くらい表情」に見えたのでしょうか、帰りに司法試験予備校のパンフレットをずいぶん渡された記憶があります。
 落ちた人の方が多いのですから、ラッキーという表情をするわけにはいかず、黙ってパンフレットを受け取りました。不合格者への忖度といえるかも知れません。

 さすがに、口述試験の合格発表の時は、司法試験予備校のパンフレットは配っていませんでした。
 不合格の方が難しいという試験ですから。

 話を戻して、今は、インターネットによる合格発表が多くなっています。

 インターネットでの合格発表は、本来は、何日・何時に発表となっていますが、実は、前日くらいから、サイトの中の「隠れURL」で、合格者一覧が出ていることが多いようです。

 つまり、何かの技術的な都合で、当日発表できないとき「大騒ぎ」になるので、あらかじめ、予告しない「隠れURL」にアップしておいて、問題なく表示されることを確認した上で(段組などが乱れていないか、番号は正確に表示されているなど)、当日、本来の合格発表のURLにもアップするという手順が取られるそうです。

 このことを知っていて、「隠れURL」を探し当てられる人は、「事前に」合格発表を見ることができるそうです。

 「恩師」(といっても、法科大学院の講師をしている弁護士です)に、合格発表前に、「合格しました」「ありがとうございました」と電話連絡をしてきた受験生がいたそうです。

「恩師」は、何を言っているのか全くわからなかったそうですが・・。もともと、コンピュータに強い弁護士さんは多くありません。


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