本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

家計の金融資産、過去最高1999兆8000億円

 日本銀行が、令和3年12月20日に発表した資金循環統計(速報)によりますと、令和3年9月末時点の家計の金融資産が、前年同期比5.7%増の1999兆8000億円で過去最高となり、2000兆円に迫りました。
 最高を更新したのは5四半期連続です。

 株価上昇などにより、個人マネーが急速に膨らんでいます。
コロナ禍で外出が抑制され、消費を手控える傾向があることも現預金などの資産残高を伸ばす一因になっています。
 なお、新型コロナウイルス対策のために政府が配った給付金も一因とされています。

 家計の金融資産の内訳をみると、現預金1072兆円、保険など539兆円、証券335兆円、そのほか54兆円となっています。

 1700兆円台から1800兆円突破、1800兆円台から1900兆円突破までは、それぞれ3年以上かかっていました。
 1900兆円台からは、令和2年12月末から令和3年9月末までのわずか9カ月で2000兆円に迫りました。

 12月の冬のボーナスを考えていると、現在は、2000兆円を超えているでしょう。

 資金循環統計は家計・企業・銀行など経済主体のお金の流れや残高を集計した統計です。
 日本銀行が3カ月ごとに公表します。
 注目される指標の一つが家計の金融資産の残高です。
 同様の数値を出す総務省などの調査がアンケート方式なのに対し、様々な金融取引などをもとに推計して正確性が高いとされています。


TOPへ戻る