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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

学歴フィルター

 マイナビが登録中の学生に送信したメールの一部に「大東亜以下」と書かれていたことが発覚して、一騒動起きています。

 ただ、学歴フィルターは必要悪でしょう。

 採用人数に対して10倍以上の応募のある人気企業であれば、必ずなにがしかの学歴フィルターは使っていると考えた方が無難です。
 そうしないと採用活動が非効率となり、本当に優秀な人材を必要な数だけ確保することが困難となるためです。

 また、学生にとってもメリットのある話です。
 最初からほとんど内定の芽がないのに、会社説明会から選考過程までフルで付き合わされても迷惑なだけでしょう。

 学歴は、当該応募者の18歳時における学力を示す指標にすぎません。
 ただ、地頭の善し悪し、本人が努力をする人間であるかどうか、ここ一番という大切なところで力を発揮できるか否か、また、本人の持っている運はわかります。

 新卒採用に、多数の応募があれば、学歴フィルターを使わざるを得ないでょう。
 他の要件が同じならば、学歴で優れている人を採用した方が無難です。

 ちなみに「大東亜」という言葉は、私は始めて聞きました。

 関東の私立大学でのトップは、学部にもよるでしょうが、早稲田と慶応でしょう。

 次の「MARCH」は知っていました。
 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学ですね。
 この段階で東京6大学の私立大学は全て出そろっています。

 その次の「日東駒専」も知っていました。
 日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学ですね。

 「大東亜帝国」は知りませんでした。
 大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学だそうです。

 私立の有名な大学で漏れているのがあります。
 上智大学と学習院大学です。
 語呂合わせに使えなかったのでしょうね。
 レベルは「MARCH」並かも知れません。

 そういえば、私は、就職活動をしたことはありません。

 大学4年生の時、国家公務員試験上級職甲は受験しませんでした。
 司法試験に不合格なら、留年して、司法試験と国家公務員試験上級職甲を受験するつもりでした。2年留年は、親の経済力からして無理と判断しました。
 司法試験の選択科目は、行政法と財政学ですから、どちらでも使えます。
 民間は最初から考えていませんでした。

 なお、裁判官は、司法試験の成績、司法研修所の卒業試験の成績、年齢はもちろんですが、司法修習生の時に、能力や人柄をちゃんと見ています。学歴よりは、能力と人柄でしょう。
 弁護士志望より、任官志望この人に、どうしても甘くなってしまう傾向にありますが・・

 私も、5年して職権の特例がついてから(判事並みに、単独で判決できるほか、司法行政に関与できる、いわば管理職になります)、司法修習生の評定の意見を求められました。
 一番大切な点は、裁判官として適格かどうかです。
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