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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

カード会社の手数料

 クレジットカードを使っている方であれば経験がおありだと思いますが、クレジットカードを使おうとすると店員に「クレジットカードをご利用頂く場合には、ご利用金額の5%が別途クレジットカード利用料としてかかりますがよろしいでしょうか?」と聞かれる場合があります。

 海外では、堂々と「ビザ・マスター・JCBは3%追加、アメックスとダイナースは5%追加」と明記されていることがあります。

 日本では、普通こんな事はありません。
 これはれっきとした加盟店規約違反だからです。
 クレジットカードを利用する場合、現金払いに加盟店手数料を上乗せしてはならないという規約があるためです。

 大手量販家電店の、現金ならポイント10%、クレジットならポイント0としてみたり、現金で払うなら割引がありますが、カード払いなら割引はできませんという大手旅行会社などがあります。

 カード会社は、加盟店からの手数料から成り立っています。
 加盟店は、カード会社の手数料を、消費者に転嫁しようとしているのはわかりきっています。

 「ビザ・マスター・JCBは3%、アメックスとダイナースは5%」と外国でいわれたのは、ビザ・マスター・JCBは加盟店手数料(上納金)が安く、アメックスとダイナース、特にダイナースは加盟店手数料(上納金)が高いからです。

 私がニュージーランドの個人経営のホテルに泊まったとき、カードを複数枚出して「どれにしようかな」と迷っていたところ、経営者とおぼしきホテルのおばちゃんが、こちらにしてくれと、ビザカードを指さしたのが印象的です。

 「ビザとマスターが手数料が一番安いから」と正直に言ってました。

 なお、ラウンジやクラブ、あるいは、時価表示の寿司屋などで、アメックスのカードを見せてから料金を聞くのは賢明ではありません。
 現金で払うと見せて、請求書をみてから、カードを取り出すのが賢明です。
 加盟店手数料分を上乗せして請求される確率が高いと思います。


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