本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

最低賃金

 最低賃金の定めがあります。
 日本は、地域(都道府県)ごとに分けて最低賃金を定めます。

 最低賃金が、市場原理である「需要曲線と供給曲線の一致点」よりも上になると、労働需要が減って供給過剰になります。

 難しいことを考えなくても、最低賃金が上がれば、雇用者は、非正規労働者を解雇や雇い止めにしたり、非正規労働者の勤務時間を減らすことはわかりますね。
 企業経営は、慈善事業ではありません。

 経済全体が低迷し、ただでさえ労働需要が少ない時に、最低賃金を無理やり上げれば、解雇される非正規社員が増えることは当然予想されます。

 ちなみに、終戦直後に、借地借家人の権利を必要以上に強くしたため、供給される借家が減ってしまいました。
 現在も、借地借家人の権利が強いので、特に、借地の供給が不足となっています。

 「地獄への道は善意で敷き詰められている」(英: The road to hell is paved with good intentions)というヨーロッパのことわざがあります。
TOPへ戻る