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雑記帳

旧ユーゴスラビア

 ユーゴスラビアは、ややこしい国で、7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの連邦国家といわれました。

 7つの国境(イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、アルバニア)
 6つの共和国(スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア)
 5つの民族(スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、モンテネグロ人、マケドニア人)
 4つの言語(スロベニア語、セルビア語、クロアチア語、マケドニア語)
 3つの宗教(正教、カトリック、イスラム教)
 2つの文字(ラテン文字、キリル文字)
 1つの連邦国家

 私が、ドイツに留学していたとき、語学学校の同じクラスの生徒に、ユーゴスラビア人が複数いました。
 ドイツは、ユーゴスラビアから外国人労働者を多数受け入れていました。
 単なる労働者ではなく、大学を卒業し、知識階級の仲間入りをしようとすると、ちゃんとしたドイツ語が必要となります。

 当時、ユーゴスラビア人同士が話すとき、言葉が通じず、ドイツ語で話していたのが印象に残っています。

 スロベニアは、比較的簡単に独立しましたが、クロアチアは長く激しい内戦がありました。

 1991年から1995年にかけて、クロアチアは、セルビアを中心とするユーゴスラビアからの分離独立戦争を戦い、クロアチア国内でのクロアチア政府とセルビア系住民による自治政府の対立をめぐる紛争がありました。

 ついでに、クロアチアは、ボスニアヘルツェゴビナの独立戦争にも加わっています。

 日本に生まれて良かったですね。


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