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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

アメリカ・ヨーロッパ、経済維持へ3回目接種

 アメリカは、令和3年8月18日、インド型(デルタ型)の感染拡大を食い止めるため3回目の追加接種(ブースター接種)を令和3年9月下旬から始めると発表した。

 時間の経過とともに低下する予防効果を維持するため、2回目の接種を終えてから8カ月後に、当初接種したワクチンと同じメーカー製のものを追加接種します。
 アメリカ疾病対策センター(CDC)によりますとと米国では全人口の51%がワクチン接種を完了しています。

 案外少ないですね。
 日本は、令和3年8月19日時点で50.1%が1回目の接種を受けていて、ファイザーなら3週間、モデルナなら4週間経過しないうち2回接種者が50%をこえます。

 ドイツやフランスは令和3年9月から高齢者らを対象に始め、イギリスも検討に入っています。
 世界最速で接種を進めたイスラエルではすでに100万人以上が3回目の接種(ブースター接種)を終えています。
 日本も3回目接種を念頭にワクチンの追加調達に動いています。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、ブースター接種の必要性を裏付ける確かな科学的根拠はないとし、ワクチン供給の格差を長引かせるだけだと批判しています。

 WHOが、科学的根拠がないといっても、誰も信じません。
 それだけ、WHOの信用は失墜しています。

 人口100人あたりの接種回数は高所得国が100回を超えているのに対し、低所得国は1.8回にとどまります。

 コバックスへの依存度が高いアフリカでは死者数が過去最悪の水準で推移し、ワクチン不足が深刻です。
 国際的な枠組みを通じた途上国などへの分配は目標の1割と低迷が続いています。令和3年に20億回分を配る目標に対し令和3年8月中旬時点で約2億回分しか分配できていません。

 もっとも、先進国に余裕があれば、途上国にワクチンを回せばいいですが、先進国がアップアップしているときに、途上国のことなど考えられません。

 先進国は、民主主義国がほぼ全てですから、自国より他国のことを優先させる政府は信任を失い、政権の座から滑り落ちます。

 なお、河野ワクチン担当大臣は、令和3年8月19日に開かれた参議院内閣委員会で「政府としてはまず1日も早く、希望するすべての国民にワクチンの2回接種ができるように進めている」と述べました。

 また、そのうえで「2月に接種を始めた医療従事者について「8か月」となると、10月になる。3回目の接種が必要かどうかは厚生労働省の判断を待たなければならないが、新型コロナの治療に当たるような医療従事者にもし必要だとなれば対応できるような準備はしている」と述べました。

 毎日新聞が、令和3年8月17日日に報道したところによりますと、日本政府はファイザーと令和4年にワクチン1億2000万回分の追加供給を受ける契約に大筋で合意したとのことです。
 日本は、既に、来年のブースター接種のためモデルナ製ワクチン5000万回分の供給契約を締結しています。
 また、ノババックスとも1億5000万回分の供給を協議中です。
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