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雑記帳

新型コロナウィルスによる夏の甲子園辞退

 全国高校野球選手権の大会本部は、令和3年7月17日、新型コロナウイルスに集団感染した宮崎商業高校(宮崎県)と、感染者1人の東北学院高校(宮城県)の2校の出場辞退を発表した。

 宮崎商業高校は陽性者13人、8人が濃厚接触者と判定されました。
 東北学院は個別感染のため大会出場自体は可能でしたが、学校側の判断で辞退に至りました。

 宮崎商業高校と対戦予定だった智弁和歌山(和歌山県)、東北学院高校と対戦予定だった松商学園(長野県)は不戦勝が決まりました。

 甲子園での不戦勝、不戦敗は春夏通じて初のことです。

 大会の感染対策ガイドラインでは、代表校の選手らに感染者が出た場合、緊急対策本部を設置し、保健所や専門家の判断を踏まえて対応を協議すると定めています。
 集団感染が疑われるかを重要視し、個別の事案と判断した場合は当該選手の入れ替えなどで対応し、チームとしての参加は差し止めません。

 宮崎商業高校は、陽性者が13人も出れば、試合をすることは難しく参加取りやめは仕方がないですね。
 東北学院高校は、試合をすることはできます。
 「2回戦に出場することになれば、感染者・濃厚接触者の特定につながる恐れがあり、生徒の将来に影響を及ぼす可能性がある」(阿部恒幸校長)との理由による辞退だそうです。感染者1人に「他の部員に迷惑をかけて申し訳ない」との心の傷を与えないかが心配ですね。

 東北学院高校が1人の選手の感染で辞退したということは、他の高校も、1人の選手の感染で辞退ということになるでしょうから、他の高校は戦々恐々でしょうね。


 オリンピックやパラリンピックと同様で、一生懸命練習してきた選手のことを考えると、大会中止を中止にはできないのでしょうね。


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