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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ダブルエミリネーション

 オリンピックの野球の決勝トーナメントは、敗者復活戦だらけですね。

 負けても優勝できます。
 柔道の敗者復活戦は、1回負ければ、あといくつ勝っても最高同率3位です。

 「ダブル・エリミネーション方式(double Elimination tournament)方式」とは、以下のとおりのルールだそうです。
 
 「敗者復活のあるトーナメント方式で、初戦の勝者同士(1)と敗者同士(2)がそれぞれ試合を行い、(1)の敗者と(2)の勝者が対戦。その勝者が(1)の勝者と対戦し、勝者が1位、敗者が2位で通過する。どこかで敗れても2敗する前に2勝すれば、次に進めるシステムとなる」

 つまり、通常のトーナメント方式(勝抜戦)=Elimination tournament(a knock-out style of tournament competition)は1回負ければ敗退なのですが、2回負けた時点で敗退となるシステムです。

 確かに、野球は「1度きり」の勝負にふさわしくないゲームかも知れません。
 プロ野球でも、年間優勝チームの勝率が3分の2以上ということも希ですし、年間最下位チームの勝率が3分の1以下ということも希です。
 ピッチャーのできが偶然よければ勝ちますし、そうでなければ負け、明らかな力の差がなければ、かなり偶然性に左右されます。実力が拮抗していれば、勝っても負けても不思議ではないということですね。
 1回の敗退で、排除するのは、真の勝者を決めるのにふさわしくないかも知れません。
 もっとも、総当たりをしているほどの時間的余裕はありませんし、価値もありません。
 ある意味合理的な仕組みです。

 通常のトーナメントの試合の回数は、「総チーム数-1」ですね。
 1試合ごとに1チームずつ減っていくわけですから。

 そうすると、ダブル・エリミネーション方式の試合数はと考えてみました。
 「総チーム数×2-1」でしょうか。
 決勝2チームのうち、1チームが0敗、1敗でも優勝チームが決まりますから、「総チーム数×2-1」または「総チーム数×2-2」になるのでしょうか。

 ただ、間延びしている印象があるのは、やむを得ないのかもしれません。

 東京オリンピックは、男子野球も女子ソフトボールも、1位2位の実力のチームと、3位以下のチームの実力差がありすぎて、日本とアメリカが決勝戦で1位、2位を決めるという前評判でしたし、現実に、そうなりました。もっとも、やってみないとわからないこともありますが・・・

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