本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

オリンピックにおける台湾の呼称

 令和3年7月23日に開催された東京オリンピックにおける各国選手団の入場順は「あいうえお順」で実施されました。
 ちなみに、開会式視聴率56.4%だったそうです。祝日夜ですし、コロナ下ですから高視聴率は当然と言えば当然です。

 「あいうえお順」ですから日本人には違和感がないですね。
 前回の東京オリンピックと札幌オリンピックと長野オリンピックは英語順での入場行進です。

 外国人にとって、自国の選手団がいつ入場してくるかわからない(ギリシャ、アメリカ、フランスを除く)というスリルもあったようです。

 アンドラ(Andorra)の次にイエメン(Yemen)という順番は、英語の国名順に慣れた人にとっては驚異でしょう。

 ただ、北京オリンピックでは、漢字(簡体字)の国名頭文字の画数順に入場行進したらしいですし、平昌オリンピックでは、ハングルの「あいうえお順」に行進したそうです。

 五十音順で入場した台湾は国際オリンピック委員会(IOC)の表記「チャイニーズ・タイペイ」の「チ」ではなく「タ」の順で行進しました。
 大韓民国として入場した韓国の次ですね。そして、中国より4つ前に入場行進したことになります。

 台湾メディアは、NHKが中継で「台湾」と紹介したことを好意的に報じたそうです。
 「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」では、どこの国かわかりませんね。

 台湾に神経をとがらせる中国の配信社は、台湾の入場行進を見せないよう、スタジアムの外観の映像に切り替えたそうですが、今度は、切り替えが遅れたため、台湾の4つ後に登場した中国選手団の入場も配信できなかったそうです。

 台湾は、重量挙げ女子59キロ級で金メダルを獲得し、台湾国歌が流れましたね。

 ちなみに、国別メダルに「ROC」という記載があり、結構メダルをとっています。
 ドーピング問題で、国家として入場できないロシア人選手が、ロシアオリンピック委員会(russian olympic committee)で出場しています。

 最初「ROC」を見たとき、中華民国 (Republic of China)かと思ってしまいました。
TOPへ戻る