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雑記帳
運転記録装置 新車搭載を義務化へ 暴走事故の検証に活用
国土交通省は、自動車のアクセルとブレーキがどう操作されたかを詳細に記録する装置「イベント・データ・レコーダー(EDR)」を、令和4年7月から新車に搭載するように義務づける検討に入りました。
令和3年秋にも道路運送車両法の関連規定を改正します。
EDRは、車の運転手がアクセルとブレーキをどの程度の強さで踏んだか1秒以下の単位で記録します。
走行速度も1キロ・メートル単位でわかるほか、シートベルト着用の有無といったデータも含まれます。
事故発生前の走行状況を克明に検証するのに役立ち、「車の暴走が運転ミスで起きたのか、車の不具合なのか、特定しやすい」とされます。
映像と音声で記録するドライブレコーダーは、アクセルとブレーキのどちらを踏んだかまでは詳細な検証が難しいですが、車の暴走事故の際、運転ミスと車の不具合のどちらが原因か、正確に検証しやすくなります。
平成31年4月、東京・池袋で乗用車が暴走して母子2人が死亡した事故の裁判では、旧通産省工業技術院元院長の運転ミスかどうかが大きな争点となっており、EDRの記録が証拠として提出されています。
それでも争うかということになります。
ただ、注意しなければならないのは、弁護人は、被告人の主張が、いかに荒唐無稽であろうが、また、いくら客観的な証拠がでていようが、被告人の不利には主張できません。
被告人本人を説得するか、辞任するかしかありません。
運転記録装置 新車搭載を義務化へ 暴走事故の検証に活用