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雑記帳

自宅療養者に貸与のパルスオキシメーターの3割が返却されず 神奈川県

 神奈川県が、自宅で療養する軽症・無症状の新型コロナウイルス感染者にこれまで貸出したパルスオキシメーターのうち、3割にあたる約1600個が返却されていないことがわかりました。

 パルスオキシメーターは、指先を挟んで血中の血中の酸素濃度である酸素飽和度(SpO2)を測定する簡便な機器です。

 酸素飽和度が90%を割込めば、酸素吸入が必要となります。

 本来は血中の酸素濃度が低くなれば呼吸困難になって苦しくなるはずのところ、新型コロナウィルスに特有な症状として、血中の酸素濃度が低くなっても、客観的には、呼吸困難になっているのですが、呼吸困難になって苦しいという自覚症状が出にくいという特徴があり、客観的に、血中の酸素濃度を測定する必要があるからです。

 神奈川県によりますと、パルスオキシメーターは令和2年12月15日から令和3年1月14日に自宅療養者のほぼ全員の延べ5661人に貸出されました。
 しかし、県が返却を強く督促してこなかったこともあり、回収率は約7割にとどまっています。

 県は今後の貸与に支障が出るとして、督促を強化することになります。

 県の担当者は「チラシや説明書に『毀損・紛失した場合は実費弁償などしていただきます』と注意書きを入れているが、今後連絡をとって返却を求めていきたい」としています。

 神奈川県が貸与したパルスオキシメーターは、家庭用のパルスオキシメーターではなく、医療用のパルスオキシメーターでしょうから、2万円から3万円はすると思います。

 パルスオキシメーターを持っていたい気持ちはわからないでもないですが、さっさと返却して、10分の1の価格の家庭用のパルスオキシメーターを購入すればよいだけのことです。
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