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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ロンドン市長「制御不能」 1日の死者1300人で最多

 イギリス政府は、令和3年1月8日、新型コロナウイルスによる新規死者数が1325人だったと発表しました。
 1日当たりとしては2020年4月のピークを上回り過去最多となりました。
 イギリスの人口は、日本の半分強ですから、日本並みに換算すると2500人程度でしょうか。

 変異種の広がりで入院者数が急増しているようです。

 ロンドンのカーン市長は「制御不能だ」と述べ、危機感をあらわにしました。

 令和3年1月8日時点の新規感染者は約6万8000人で、過去最多でした。
 特に首都ロンドン(人口約900万人)で感染が増えていて、足元の入院患者数は約7000人と、一週間で3割近く増えました。

 ロンドンのカーン市長は令和3年1月8日、「いま行動を起こさなければNHS(国民医療制度)が圧迫され、さらに死者が出る」と述べ、自宅にとどまるなどの対策を徹底するよう呼びかけました。

 ロンドンでは、令和2年12月20日からロックダウンでスーパー以外の店舗は閉鎖されていますが、感染のスピードはむしろ勢いを増しています。

 ロンドンの地元紙によりますと、一日約9000件の救急要請があるということです。
 カーン市長は8日に「重大事態」を宣言し、警察官や消防士が救急車を運転できるようにするなどの体制を整えました。

 イギリス政府は、これまでに3種類のワクチンを承認しています。
 令和3年3月までに1500万人の高齢者らに1回目を接種する計画です。

 「お手上げ」の状態で、ワクチンが数少ない望みとなっています。


 なお、日本がダイアモンドプリンセス号で大騒ぎしていたとき、ロンドン市長選で保守党候補が「ロンドンは2020年にオリンピックを開催できる」と揶揄していました。

 幸い、現在のロンドン市長は労働党の候補ですが、逆なら、えらいことになっています。
 口は慎むべきということがよくわかりますね。


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