2021年2022年バックナンバー
雑記帳
メモリの付いたグラス
ドイツのレストランでは、メニュー(独。Speisekarte)に、飲み物の価格だけでなく、その量も明記されています。
大ジョッキ中ジョッキやグラスなどという記載はされません。
そして、ビンではなくグラス単位でサービスする際には、アイヒシュトリッヒ(Eichstrich)と呼ばれる目盛りの付いた容器の使用が義務付けられています。
ワインやジュースはわかりやすいですね。
ビールの場合は、ビールの液体の部分と泡の部分がありますが、ビールと泡の境界が記載されたラインを超えていなければなりません。
Eichstrich
ワインの場合は、0.1lとか0.2lと目盛りがつけられています。
ビールの場合は、0.2l、0.5l、1lと目盛りがつけられています。
クリスマスマーケットで売っているグリューワインのコップにも目盛りがついています。
ドイツ鉄道の食堂車の紙コップにも目盛りが付いています。
ちなみに、ドイツにあるイタリア人経営のイタリアレストランと、中国人経営の中華レストランでは、ついている可能性は高くありません。
日本人経営の日本食レストランでは、まず、付いています。
お国柄でしょうか。