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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

PKを外した仏選手に人種差別の誹謗中傷が相次ぐ

 今年のワールドカップも、黒人選手が大活躍でした。

 現地時間12月18日に行なわれたワールドカップ決勝で、前回王者のフランス代表はPK戦の末に、2-4でアルゼンチン代表に敗戦しました。

 勝負を決めたPK戦では、先陣を切ったエースのキリアン・エムバペ(カメルーンとアルジェリア系)が成功、続くキングスレー・コマン(ギニア系)とオーレリアン・チュアメニ(カメルーン系)がミスし、ランダル・コロ・ムアニ(コンゴ民主共和国系)にが成功しましたが、アルゼンチンは4人全員が入れたため敗れました。
 PK戦は、4人ともアフリカ系フランス人が蹴ったのですね。

 準優勝で終わったことにフランス国民は許せないようで、とりわけPKを外したキングスレー・コマン(ギニア系)とオーレリアン・チュアメニ(カメルーン系)は、戦犯扱いのように批判にさらされているそうです。
 SNSでは「黒人のくそ野郎」「お前はアフリカ人だ!フランス代表を去れ」などといったコメントや猿の絵文字など人種差別的発言が目立ったそうです。

 また、PKをはずした2人のほかに、アルゼンチンのゴールを1本も止め切らなかったGKユーゴ・ロリスにも「ロリスは唯一仕事をしなかった白人」「ロリスはベンチだ」と非難の声が届いているそうです。

 アフリカ系フランス人と、GKロリスの活躍があって、決勝戦まで進んだフランスですが、優勝しないと、ファン(サポーター)の怒りはおさまらなさそうです。


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