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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

乗り放題切符

 鉄道マニアには、いろいろ種類があるようです。
 特に鉄道に乗ることを目的とする人「乗り鉄」、撮影を目的とする「撮り鉄」、その他車両の音にこだわる「音鉄」など、いろいろな趣味の人がいるようです。
 「乗り鉄」の中には、ただ、電車に乗りたい人がいます。

 テレビで放送していましたが、新大阪→京都→近江塩津→米原→草津→柘植→木津→王子→和歌山→天王寺→谷川→大阪と、一筆書きでまわっても180円です。
 大阪近郊区間に指定されたゾーン内では、普通乗車券で乗車する場合、運賃計算に使用する経路にかかわらず、ゾーン内であれば自由に経路を選択して乗車できるという規則があり、これを利用すればよいということだそうです。
 同じ駅を2度通過してはいけませんし、また、改札を出ることもできません。

 青春18切符で、大阪からどこまでいけるかという質問もあります。
 大阪8時21分発の電車に乗れば、米原、大垣、豊橋、浜松、島田、熱海と乗換えれば、東京に17時38分に着くそうです。
 5日分1万2050円ですから、1日分2410円、高速バスよりも安いですね。
 「そこまでするか」といいたいところですが、好きな人は好きなんでしょう。

 まともなところでは、夫婦の年齢の合計が88歳以上の夫婦で、同一行程で旅行する場合に5日間有効で8万0500円というフルムーンパスがありましたね。
 令和4年9月に終了しました。

 これは「のぞみ」などに乗れず、盆正月は乗れませんが、まとまな列車の旅に使えそうですね。

 ドイツ国鉄(厳密にいえば民営化しています)には、多種多様の「乗り放題チケット」があります。

 「Schoenes-Wochenende-Ticket」をご覧下さい。ドイツ語です。
 直訳すれば「よき週末切符」、40ユーロ(約5800円)で、特急以上の列車(IC、ICE、EC、ECNなど。日本でいえば、新幹線、特急、急行)以外の電車(RE、IRE、RB、S-Bahn。日本でいえば快速、普通)の2等車なら、土曜、日曜、休日の0時から翌朝3時までなら、好きなだけ乗れるというものです。
 発売期間には制限がありません。

 「Quer-durchs-Land-Ticket」というのもあります。
 意訳すれば「ドイツ横断切符」で、42ユーロ(約6100円)で、特急以上の列車(IC、ICE、EC、ECNなど)以外の電車(RE、IRE、RB、S-Bahn)の2等車なら、月曜日から金曜日の9時から翌朝3時までなら、好きなだけ乗れるというものです。

 あと、「Laender-Tickets」があります。
 直訳すれば「州チケット」で、各州ごとに違いますが、例えば、バイエルン州チケットなら、26ユーロ(約3800円)で、バイエルン州内の特急以上の列車(IC、ICE、EC、ECNなど。日本でいえば、新幹線、特急、急行)以外の電車(RE、IRE、RB、S-Bahn。日本でいえば快速、普通)の2等車と、地下鉄やバスに、土曜、日曜、休日は0時から翌朝3時まで、平日は9時から翌朝3時までなら、好きなだけ乗れるというものです。

 ちなみに、ジャーマンレイルパスというのもあります。
 乗れる列車や乗れる時間に制限がありません。


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