2021年2022年バックナンバー
雑記帳
沖縄返還50周年
昭和47年(1972年)5月15日に、沖縄の施政権がアメリカ合衆国から日本国に返還されました。
平和裏に、戦争で取られた領土が返還されるということは世界的にも珍しいことです。
50年前までは、沖縄に行くのにパスポートが必要で、通貨は米ドル、自動車の右側通行など、若い人には信じられないことかも知れません。
「糸を売って縄を買う」と言われました。
第三次佐藤内閣の時に、アメリカから繊維製品の輸出自主規制を要求されました。
日本側は当初筋を通し被害の立証を求めましたが、沖縄返還交渉に影響する懸念もあることから結局、折れて昭和46年(1971年)にこれを受け入れました。
繊維製品輸出自主規制で譲歩して、代わりに沖縄返還交渉を有利に運ぶという思惑から、「糸を売って縄を買う」と揶揄されました。
50年前まで、日本は繊維産業で大もうけしていました。若い人には信じられないことかも知れません。
沖縄県には基地問題があります。
沖縄は全国の面積の0.6%に、アメリカ軍の「専用」施設のうちの74%が置かれています。
しかし、この「専用」施設というのがクセもので、自衛隊との共用施設はこの数字には入って来ません。横田、厚木、横須賀、佐世保などは自衛隊との共用施設です。
米軍基地のみをカウントするのは「ずるい」ですね。
「基地の概況」をご覧下さい。
「http://www.pref.okinawa.jp」つまり、沖縄県のホームページです。
米軍・自衛隊との共用施設・区域の全国比
全国の米軍施設・区域 132施設1027平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 99施設795平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 33施設231平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数 25.0%
全国に占める沖縄の基地面積 22.6%
米軍専用施設の全国比
全国の米軍施設・区域 83施設308平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 51施設80平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 32施設228平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数 38.6%
全国に占める沖縄の基地面積 73.8%
ただ、基地反対という沖縄県民の声も小さくなってきました。
ロシアのウクライナ侵攻がありました。
沖縄本島の住民は、中国の脅威はさほどではないかも知れませんが、八重山諸島の人たちにとって、中国の脅威は深刻です。
日本最西端の島である与那国は、沖縄本島から南西へ約509km、石垣島から約127km、台湾から約111kmの距離にあり、中国が台湾を侵略しようとすると、間違いなく戦争に巻き込まれます。
沖縄本島は、東アジアのほぼ中心の位置にあります。
沖縄本島を中心に半径2000km以内に、東京.大阪.名古屋.上海.北京.ソウル.台北.香港.マニラ といった東アジアの主要都市が入ります。
朝鮮半島有事の時は、九州に基地をおいてもいいでしょう、しかし、台湾有事となれば、九州(鹿児島県の島を除く)に基地を置いたのでは何の意味もありません。
大型ヘリの航続距離、戦闘機の航続距離が大きいですね。
艦船の場合は、到達時間の問題があります。
沖縄の地政学的な位置をみて、その価値を考えれば、基地はやむを得ないものです。
日本中に米軍基地があります。
ただ、近畿地方には1つもありませんから、私などは米軍基地を見たことがありません。
米軍基地と住民とのトラブルは、どこの基地にもあることで、沖縄だけの問題ではありません。
ただ「軍人の質」というのも問題かもしれません。
「陸軍」「海軍」「空軍」「海兵隊」という軍の質の違いと、軍人の年齢による質の違いが、それぞれの基地によって異なります。
在日アメリカ軍の陸軍の司令部は座間(相模原市)にあります。
沖縄には、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド特殊部隊群(グリーンベレー)の第1特殊部隊グループ第1大隊390人が駐留してます。
司令部に勤務する軍人はもちろんのこと、グリーンベレーの精鋭部隊も問題は起こることはごく希でしょう。
在日アメリカ軍の海軍は、横須賀、佐世保と厚木にいます。
横須賀海軍施設は、第7艦隊空母機動群の事実上の母港、厚木航空施設は第5空母航空団(空母艦載機本拠)、佐世保基地は第7艦隊の強襲揚陸艦群の事実上の母港です。
在日アメリカ空軍は、横田基地に司令部があります。
横田基地(司令部等)、嘉手納基地、三沢基地です。
問題は「海兵隊」のようです。
岩国は海兵隊もいますが、海兵隊の航空部隊だけです。
こうした所にいる軍人はパイロットを筆頭にして、地上職であってもそれなりに技術と知識が必要で、あまり質の低い軍人はやっていけない仕事についています。
問題は、沖縄の基地にいる海兵隊です。海兵隊の陸上部隊の質が低く、それが沖縄のアメリカ軍基地にいるというわけですね。
沖縄の基地で事件が多く報道されるのはアメリカ軍のどのような軍人がどこにいるかの問題で、沖縄に、事件を起こす質の低い軍人が多いと言うことです。
平和裏に、戦争で取られた領土が返還されるということは世界的にも珍しいことです。
50年前までは、沖縄に行くのにパスポートが必要で、通貨は米ドル、自動車の右側通行など、若い人には信じられないことかも知れません。
「糸を売って縄を買う」と言われました。
第三次佐藤内閣の時に、アメリカから繊維製品の輸出自主規制を要求されました。
日本側は当初筋を通し被害の立証を求めましたが、沖縄返還交渉に影響する懸念もあることから結局、折れて昭和46年(1971年)にこれを受け入れました。
繊維製品輸出自主規制で譲歩して、代わりに沖縄返還交渉を有利に運ぶという思惑から、「糸を売って縄を買う」と揶揄されました。
50年前まで、日本は繊維産業で大もうけしていました。若い人には信じられないことかも知れません。
沖縄県には基地問題があります。
沖縄は全国の面積の0.6%に、アメリカ軍の「専用」施設のうちの74%が置かれています。
しかし、この「専用」施設というのがクセもので、自衛隊との共用施設はこの数字には入って来ません。横田、厚木、横須賀、佐世保などは自衛隊との共用施設です。
米軍基地のみをカウントするのは「ずるい」ですね。
「基地の概況」をご覧下さい。
「http://www.pref.okinawa.jp」つまり、沖縄県のホームページです。
米軍・自衛隊との共用施設・区域の全国比
全国の米軍施設・区域 132施設1027平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 99施設795平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 33施設231平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数 25.0%
全国に占める沖縄の基地面積 22.6%
米軍専用施設の全国比
全国の米軍施設・区域 83施設308平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 51施設80平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 32施設228平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数 38.6%
全国に占める沖縄の基地面積 73.8%
ただ、基地反対という沖縄県民の声も小さくなってきました。
ロシアのウクライナ侵攻がありました。
沖縄本島の住民は、中国の脅威はさほどではないかも知れませんが、八重山諸島の人たちにとって、中国の脅威は深刻です。
日本最西端の島である与那国は、沖縄本島から南西へ約509km、石垣島から約127km、台湾から約111kmの距離にあり、中国が台湾を侵略しようとすると、間違いなく戦争に巻き込まれます。
沖縄本島は、東アジアのほぼ中心の位置にあります。
沖縄本島を中心に半径2000km以内に、東京.大阪.名古屋.上海.北京.ソウル.台北.香港.マニラ といった東アジアの主要都市が入ります。
朝鮮半島有事の時は、九州に基地をおいてもいいでしょう、しかし、台湾有事となれば、九州(鹿児島県の島を除く)に基地を置いたのでは何の意味もありません。
大型ヘリの航続距離、戦闘機の航続距離が大きいですね。
艦船の場合は、到達時間の問題があります。
沖縄の地政学的な位置をみて、その価値を考えれば、基地はやむを得ないものです。
日本中に米軍基地があります。
ただ、近畿地方には1つもありませんから、私などは米軍基地を見たことがありません。
米軍基地と住民とのトラブルは、どこの基地にもあることで、沖縄だけの問題ではありません。
ただ「軍人の質」というのも問題かもしれません。
「陸軍」「海軍」「空軍」「海兵隊」という軍の質の違いと、軍人の年齢による質の違いが、それぞれの基地によって異なります。
在日アメリカ軍の陸軍の司令部は座間(相模原市)にあります。
沖縄には、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド特殊部隊群(グリーンベレー)の第1特殊部隊グループ第1大隊390人が駐留してます。
司令部に勤務する軍人はもちろんのこと、グリーンベレーの精鋭部隊も問題は起こることはごく希でしょう。
在日アメリカ軍の海軍は、横須賀、佐世保と厚木にいます。
横須賀海軍施設は、第7艦隊空母機動群の事実上の母港、厚木航空施設は第5空母航空団(空母艦載機本拠)、佐世保基地は第7艦隊の強襲揚陸艦群の事実上の母港です。
在日アメリカ空軍は、横田基地に司令部があります。
横田基地(司令部等)、嘉手納基地、三沢基地です。
問題は「海兵隊」のようです。
岩国は海兵隊もいますが、海兵隊の航空部隊だけです。
こうした所にいる軍人はパイロットを筆頭にして、地上職であってもそれなりに技術と知識が必要で、あまり質の低い軍人はやっていけない仕事についています。
問題は、沖縄の基地にいる海兵隊です。海兵隊の陸上部隊の質が低く、それが沖縄のアメリカ軍基地にいるというわけですね。
沖縄の基地で事件が多く報道されるのはアメリカ軍のどのような軍人がどこにいるかの問題で、沖縄に、事件を起こす質の低い軍人が多いと言うことです。
しかし、海兵隊は、台湾と韓国有事のためにあるといってもいいくらいですから、位置関係からしても、やはり沖縄が合理的ではあります。