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雑記帳

「原爆投下は戦争犯罪の可能性」アイゼンハワー欧州戦線最高司令官に教皇が苦言

 松本佐保・日本大教授(国際政治史)が「ピウス12世ファイル」と呼ばれるこれまで非公開だった文書で確認し、令和4年4月10日に開かれたシンポジウム「バチカンに眠る日本の記憶」で発表しました。

 原爆投下についてピウス12世当時のローマ教皇ピウス12世(在位1939~58年)は、人類の最大の悲劇という内容の発言をしていて、バチカンはそれ以来、核問題に関して国際社会に対して深く関与してきたことは知られています。

 今回、教皇が「戦争犯罪」という強い言葉を使って米側に苦言を呈していたことが今回、明らかになったということです。

 1945年10月、当時のローマ教皇ピウス12世は「広島・長崎への原爆投下は戦争犯罪にあたる可能性がある」と、後に米国大統領になるアイゼンハワー欧州戦線最高司令官に伝えていたと、バチカンが最近公開した文書でわかったそうです。

 戦後間もない1945年10月、当時のローマ教皇ピウス12世(在位1939~58年)が、後に米国大統領になるアイゼンハワー欧州戦線最高司令官にそう伝えていたとの人書をバチカンが最近公開しました。

 戦争犯罪は、敗者にのみ適用され、勝者には適用されません。
 それが現実です。
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