2021年2022年バックナンバー
雑記帳
ウクライナ、独大統領の訪問拒否
ドイツ政府は、令和4年4月12日、フランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領が、他の欧州連合(EU)加盟国首脳と共にウクライナ訪問を提案したものの、ウクライナ側から拒否されたことを明らかにしました。
シュタインマイヤー大統領は、社会民主党(SPD)所属で、大統領としては2期目です。
アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前首相政権下では2度外相を務めていますし、連邦副首相もつとめています。
シュタインマイヤー現大統領は、アンゲラ・メルケル前連邦首相と、長期にわたってロシアに友好的な姿勢で知られ、ロシア産の天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2(Nord Stream 2)」の建設計画を推進していました。
ちなみに、同計画は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け停止されています。
ポーランドの首都ワルシャワを訪問したシュタインマイヤー大統領は記者会見で、欧州が団結してウクライナとの連帯を示すため、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアの大統領と共に首都キーウを訪問する予定があったのですが、「キーウではこれが望まれなかった」と述べました。
ヨーロッパ首脳では、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)イギリス首相や、ウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長が相次いでウクライナを訪問しています。
なお、ドイツ大統領は、国家元首ですが、ほぼ実権はありません。
大統領に実権があるかどうかは、例えばG7の国で見ると、G7の代表として参加しているかどうかでわかります。
日本とイギリス・カナダは、それぞれ天皇、エリザベス女王がいますから、大統領はいません。
アメリカとフランスは、共和国ですから大統領がいて、実権を持っていますから、大統領自身がG7に参加します。
ドイツとイタリアは、共和国ですから大統領がいますが、実権はなく儀礼的な立場で、実権は首相が握っています。首相が、G7に参加します。
実権のない、儀礼的なドイツの大統領に来てもらっても、武器援助の話ができるわけありません。
なおのこと、ロシアのウクライナ侵略をメルケル前首相とともに助けた大統領に来て欲しくはないでしょうね。
ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)連邦首相がウクライナに来るなら、大歓迎と思います。
もっとも、訪問して、さらなる武器援助の話を持ちかけられても、初心者マークのショルツ連邦首相としては困るでしょうね。
シュタインマイヤー大統領は、社会民主党(SPD)所属で、大統領としては2期目です。
アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前首相政権下では2度外相を務めていますし、連邦副首相もつとめています。
シュタインマイヤー現大統領は、アンゲラ・メルケル前連邦首相と、長期にわたってロシアに友好的な姿勢で知られ、ロシア産の天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2(Nord Stream 2)」の建設計画を推進していました。
ちなみに、同計画は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け停止されています。
ポーランドの首都ワルシャワを訪問したシュタインマイヤー大統領は記者会見で、欧州が団結してウクライナとの連帯を示すため、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアの大統領と共に首都キーウを訪問する予定があったのですが、「キーウではこれが望まれなかった」と述べました。
ヨーロッパ首脳では、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)イギリス首相や、ウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長が相次いでウクライナを訪問しています。
なお、ドイツ大統領は、国家元首ですが、ほぼ実権はありません。
大統領に実権があるかどうかは、例えばG7の国で見ると、G7の代表として参加しているかどうかでわかります。
日本とイギリス・カナダは、それぞれ天皇、エリザベス女王がいますから、大統領はいません。
アメリカとフランスは、共和国ですから大統領がいて、実権を持っていますから、大統領自身がG7に参加します。
ドイツとイタリアは、共和国ですから大統領がいますが、実権はなく儀礼的な立場で、実権は首相が握っています。首相が、G7に参加します。
実権のない、儀礼的なドイツの大統領に来てもらっても、武器援助の話ができるわけありません。
なおのこと、ロシアのウクライナ侵略をメルケル前首相とともに助けた大統領に来て欲しくはないでしょうね。
ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)連邦首相がウクライナに来るなら、大歓迎と思います。
もっとも、訪問して、さらなる武器援助の話を持ちかけられても、初心者マークのショルツ連邦首相としては困るでしょうね。