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雑記帳

ロシア巡洋艦「モスクワ」沈没、ウクライナのミサイル命中

 米国防総省高官は、令和4年4月15日、ロシア黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」の沈没をめぐり、ウクライナ軍が発射した2発の対艦ミサイル「ネプチューン」が命中したことを確認したと明らかにしました。

 ウクライナ軍が深刻な被害を与えたミサイル巡洋艦「モスクワ」は、ロシア海軍の黒海艦隊の旗艦であり、ロシア海軍の「象徴」でした。

 ミサイル巡洋艦「モスクワ」については、オデーサ州のマルチェンコ知事が、ウクライナ軍が深刻な被害を与えたとして、SNSに令和4年4月13日に投稿していました。

 これに対し、ロシア国防省は火災が発生して弾薬が爆発し、深刻な損傷が発生し、悪天候で沈没したと発表し、火災の発生場所や原因などは公表していませんでした。

 戦争当時者の国発の情報は、プロパガンダの要素がありますから、にわかに信じられません。
 アメリカの発表なら、アメリカは、光学式偵察衛星、レーダー式偵察衛星を運用し、軍事機密なので解像度は公表されていませんが、世界一の解像度の偵察衛星をアメリカが保有していることは間違いなく、悪天候であったそうですが、レーダー式偵察衛星のデータを解析したのでしょうから、信憑性は高いと思われます。

 報道によりますと、アメリカは、ロシア軍には犠牲者も出たとみていますが、その人数は不明だそうです。
 艦長のKuprin Anton Valerievich氏が戦死したか、生存しているか、戦死したとすれば、階級は何だったのか(大将、中将、少将など)が気になりますね。

 ミサイル巡洋艦「モスクワ」は、ロシア海軍の黒海艦隊の旗艦であり、ロシア海軍の「象徴」でした。
 ウクライナにとっては大戦果ですね。
 対艦ミサイル「ネプチューン」は、西側諸国の対艦ミサイルではなく、旧ソ連の対艦ミサイルを改造したウクライナ製の武器だそうです。

 また、ロシアの艦船は、対艦ミサイル「ネプチューン」が怖くて、ミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナ領の土地からの距離からどれくらい離れていたところを攻撃されたということがわかりますから、その距離以内には近寄れなくなります。

 しかし、「モスクワ」という名前を艦船の名前につけるセンスはどうでしょう。
 日本の海上自衛隊も、旧日本海軍も「東京」や「大阪」という名前の護衛艦や戦艦は持っていません。

 日本なら絶対つけないという人名の艦船もありますね。
 太平洋戦争開戦直後の昭和16年12月10日、マレー沖海戦で、イギリスの「プリンス・オブ・ウェールズ」(イギリスの皇太子のことです)は魚雷と爆弾多数を受けて沈没し、東洋艦隊司令長官トーマス・フィリップス大将が死亡しています。
 精神的ショックも大きかったでしょう。

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