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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

チェコ、ウクライナに旧ソ連製の戦車を提供

 令和4年4月5日、チェコのテレビ局によりますと、T72型戦車や歩兵戦闘車をウクライナに提供したという報道がなされ、戦車が鉄道で輸送される動画も公開しました。
 米紙ウォールストリート・ジャーナルによりますと、チェコは十数台の戦車をウクライナに提供したと報道しました。

 旧ソ連製の戦車はすでにウクライナ軍が操縦に習熟しており、すぐに実戦で使用できる利点があります。
 また、ウクライナでの戦闘で破損した軍備品の修理を請け負うこともチェコ当局は検討しているそうです。

 今までは、NATOからの武器援助は、対戦車ミサイル「ジャベリン」など防衛的な兵器でしたが、戦車の提供はウクライナ軍が反転攻勢を強めることが可能になります。

 なお、T72型戦車は、ウクライナ東部ドンバス地方に配備される予定です。

 キーウ陥落を最優先してきたロシアの侵攻作戦は、開始6週間で新たな局面に入っています。
 ロシア軍は、首都キエフをあきらめ、ウクライナの東部にあるドネツク、ルハンスク(ルガンスク)2州の全域制圧を目指す方針に変えました。

 東部2州のロシアの占領地域を奪還するためには、防御型兵器では不十分で、やはり、戦車は必要です。

 朝鮮戦争の例を見ても、停戦時の占領地を引いた線が、停戦、休戦ラインとなり、ほぼ最終的に各陣営の土地になるという停戦、休戦がなされます。

 NATOは戦車などの武器援助をためらわない方がよいでしょう。


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